先日、介護施設をopenされる予定の経営者様と人材採用について打ち合わせをした際、「人材」と「人員」の話題になりました。みなさん、違いってどのように思われますか?
人材について。
課題や問題意識を持ち、自分の頭でしっかりと考えて、積極的に行動できる人。
積極的に行動し、会社やお客様にしっかりと貢献できる人。
問題が発生した時に、逃げずに当事者意識や責任感を持ち、解決のために行動できる人。
要は、
その組織にとって、プラスの効果をもたらしてくれて、共に成長できる人、というのが人材のようです。
人材という単語を分解しても、人が材となる。材をもたらす人。と捉えることができます。
人員について。
数にカウントできる人。
立ってるだけで、仕事をしてなくても、いてくれて一応助かる人。
パフォーマンスが著しく低く、赤字を垂れ流す原因を作っているのに、給与や休みはしっかりともらうような人。
特に、
病院や介護施設、保育園などでは有資格者が現場に何人配置されているかによって、診療報酬や補助金などの金額が変わり、免許さえ持っていれば誰でもいいから採用をする、という困った状況にある法人もあります。※最近は看護師を筆頭に有資格者が年々増加しているために、採用に関しては厳しくなっている法人は明確に増えてきています。
ただ、
そういった現場ではしっかりと教育や管理が行われることが後回しにされ、「人員」が成長することなく、退職し、その「人員」がまた条件や待遇面だけを求め、他の職場で「人員」となる。こんな悪循環を目にすることも多々あります。
さて、介護施設をopenされる経営者様と採用についてのお話をした時、
人材と人員のどちらを採用したいか?という話になりましたが、もう答えは言わずもがな、ですよね。
特に、
色々なご苦労もされ、明確な意志や理念を持ち、経済的なリスクも背負って、経営者やオーナーは起業されることが多いので、採用する時には、応募者がどういった性質を持っているか、は見極めたいと切実に悩んでいます。
人材紹介という仕事を改めて考察。
人材と人員についての話題になった時、改めて「人材紹介」の仕事について考えさせられました。
SHERPAにご相談いただく求職者様も、しっかりとご面談をし、ご希望やご状況、はたまた今後のプランや、プライベートなお話をさせていただくと、
採用する人事担当者や経営者の想いや理念、状況などを一切考慮していなかったり、気持ちを汲み取ろうとせず、待遇面や条件面だけを気にされる方もいます。
その仕事を通して、自分を採用してくれた職場で、どのような貢献ができるのか。
こういった視点がないと、
今後はますます採用サイドからは「人員」と評価される求職者様がご自身の希望通りの求人に応募し、採用されることは難しいのかなと思います。そもそも理想の職場に手が届くほどの、キャリア形成ができていない可能性が高いです。
面接をして、評価を下すのは、「人」です。
今後、
単純作業などの仕事に関してはAIにますます代替され、「人員」が必要な職場も減っていくでしょう。
SHERPAでも、『採用してよかったです!』と法人様に喜んでもらえるような人材を紹介することに注力し、『転職してよかったです!』と求職者様に喜んでもらえるよう、我々が法人様にとっても、求職者様にとっても、頼りになる「人材」であることに努めていきたいと思います。
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≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
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