看護師を続けていく上で、『〇〇は嫌』『〇〇は避けたい』と、やりたくないことに関しては、割と明確に決まっている。でも、『自分がやりたいこと、学んでいきたいことについては曖昧』な人に向けて、今回はお届けしてみます。
よくある相談内容。
転職の相談を受けているのが、実に多いのが、
『コレといって学んでいきたい分野がまだ自分の中で見つかっていないんです・・・』というもの。
(関連記事/やりたいことがわからない、という看護師様へ。)
就職の相談においても、学生さんの中には、看護師になった際に、どの分野に進んでいけばいいか進路で悩んでいる方も少なくないですが、すでに病院などの医療機関で勤務中の若手の看護師様にも、まだまだ自分のキャリアにおいて自分の強みや軸が見つからず、モヤモヤを抱えている人が多いのが実感としてあります。
(関連記事/転職で迷った時はこれ。ポジショニングマップで、自分の軸を整理!)
また
傾向としてあるのが、『〇〇は嫌』『〇〇は避けたい』と、やりたくないことに関しては、割と明確に決まっている。でも、やりたいことについては、曖昧というもの。
ある程度、
看護師としての自分に専門的なスキルを求めながら、ツブシの効く経験を積んでおきたい。あえて言葉で表現するなら、こんなイメージを持たれている方が多いです。
で、そんなイメージを持たれている看護師様に提案してみたいのが、コチラ。
専門的でありながら、幅広いガン。
ご存知のように、
がんは非常に専門的な分野です。
2人に1人はがんになる、と言われるぐらい
罹患率が高いゆえに、
長年において病気の原因や、治療法が研究されてきており、それは今現在も変わりません。
また、
症例においても、非常に多岐にわたり、その症例に対しての治療のアプローチ、ケアの方法についても、ステージによっても様々です。
割合として多いのは、肺などの呼吸器系、胃や食道、大腸などの消化器系ですが、脳腫瘍、皮膚がん、乳がん、白血病など
全身あらゆるところが対象になります。
(参照/最新がん統計:国立がん研究センターがん情報サービス)
部位によっては、また患者様によっては、より細かい個別に対応した専門的知識が別途必要になってくるのはもちろんですが、
がんそのものであったり、がん患者様へのケアについては共通する部分も多いはずです。
(参照/資格認定制度:日本看護協会)
やりがいを感じる。
以前に転職のご相談をいただいた20代の看護師様の例を少しだけ共有します。
その看護師様は20代後半に差し掛かり、SHERPAに初めてご相談いただいたある年のクリスマスシーズンの時には、すでに5つほどジャンルも違う病院へ転職された経歴があり、ご自身でも、『もうそろそろヤバイ、いい加減にしないと。。。』と思っていたようです。(笑)
ご経歴を見ると、新卒で入社した最初の総合病院が一番長く、その病院では少しだけですが、がん患者様とも関わりがあったとのこと。
その際の仕事内容やエピソードを教えていただくと、
初期で見つかって無事に回復して退院されていく患者様を看るのもやりがいを感じることができたし、残念ながら末期で亡くなった患者様でもご本人との関わりだけではなく、ご家族様との関わりの中で、人生の最後をどう過ごしていくか、そこに有意義な時間を作っていく日々についてもやりがいと感じることができていた、、、とのことでした。
『〇〇さん、ありがとう』って言ってもらえる機会があったり。
家族や他看護師さんがいるのに、自分にしか話してくれない内容があったり。
そんなことが看護師を続ける中で支えの1つになっていたようです。
日本では平均寿命は伸び、出生率が下がる傾向が続く限り、病院に入院する高齢者の割合は今後も増えていくでしょう。また、がんを含めて病気というのは高齢になってから、罹患することがどうしても多いですよね。
がんとの戦いが続く患者様のため、がんと戦う看護師を目指すのも、キャリアとして全然アリだと思います。
(関連記事/就活に自己分析は必要か?)
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≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
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