株式投資の中で、インサイダー取引というのは金融商品取引法で違法行為とされています。でも、インサイダー取引をしなくても、医療従事者って、投資の観点から行くと、非常に有利な環境にいると思うのですが、今回はそんなお話。
インサイダー取引とは？
株価に影響を及ぼすような会社内部の情報を得た上で、情報公開される前に、株式の取引を行うことを指します。
まあ、会社内部や近い人間であれば、そういった重要情報も手に入りやすいでしょうし、その情報をもとに取引したい。金儲けしたい。という気持ちはごく自然のことであり、心情としておかしいことはないと思います。
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ただ、
株式市場という広いマーケットの中で一部のプレーヤーのみが内部情報を有効活用して、お金儲けをすると株式市場としての公平性が維持できなくなり、市場全体が縮小したり、全体して悪影響が出るということから、
金融商品取引法で違法行為とされています。
合法的に情報をゲット！？
でも、お金儲けにつながるような重要な情報があったら、それを使ってやっぱり一儲けしたいですよね？？
誰も同じことを考えると思います。
でも、
医療従事者って、株式市場で有効活用できそうな情報って、どんどん拾えると思うんですよ。
例えば・・・・
どんな病気が増えてきているか。
どんな症状が増えてきているか。
どんなリハビリが増えてきているのか。
どのようなオペを行うのか。
どのようなロボットが導入されているか。
どのような医療機器を使うのか。
どのような薬を使うのか。
保険適用になる症例やオペは何か。
普段の実務レベルで感じることはたくさんあるでしょうし、セミナーや勉強会でも、5年後10年後に医療業界がどういったことになっていくのか、予測をする視点に関しては、一般人よりも非常に長けているのではないかと思います。
そして、
病院そのものが単独で株式を東証一部などに公開することはありませんが（東証一部上場企業が事業の一つとして病院経営をしていることはあります）病院や介護施設に、医療機器や薬、その他サービスを提供しているのは、まさしく一般企業になるのです。
たとえば、以前なら特殊な疾患であったが、新しい技術によって簡単に処置ができるようになった、となれば、こういった流れは今後も続きそうですよね？
そういった技術のもとになっているのが日本の会社なのか、アメリカの会社なのか、はたまたもっと違う国の会社なのか。こういったところに注目できるといいですよね。
喩えて言うならば、TOYOTAのディーラーで車を販売しているスタッフが、お客さんからパナソニックのカーナビをつけてほしいと言われる頻度が増えてきていると感じ、自分でもそのカーナビを調べてみたら、従来のものよりも使いやすくコストもかかっていないことがわかった。まだまだユーザーは増えそうだから、パナソニックの株を買う、というのと同じようなことです。
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自動車業界は、ネットインフラの普及であったり、カーシェアリングなどの登場により、今後どうなっていくかはまだまだわかりませんが、医療業界って今後すぐに衰退していく可能性は他の業界よりも低いと思いませんか？
特に日本であれば、まだまだ少子高齢化社会になっていきますし、医療や介護が必要な人の数は増えていくと誰もが気付いてますよね。
お金に働かせることも選択肢の一つに。
さて、そういったまだまだ市場的に拡大していくことが予測される医療福祉の業界。
こういった業界で日々働いているからこそ、気付くことはたくさんあると思います。
これを
投資の観点で活かすかどうかは、まさに自分次第。
看護師さんは、もっと給料の良い病院へ転職したい！と言う方は多いのですが、実際にご自身の給与明細をしっかりと確認していたり、加入している生命保険や損害保険の証券の中身をしっかりと理解していたり、知識を持って大切な資産を守ったり、増やしたり、という方はほとんどいてないのが現状です。
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同年代の他業種の仕事をしている友人とかよりも、稼ぎはいいはずなのに、自分が思ってたより手元に残ってない、貯金がまだちょっとできてない。なんでなん？という違和感を持っている看護師さんも多いのではないでしょうか？これ、ホントにあるあるだと思います。
投資のいいところは、自分が寝ていても、休んでいても、遊んでいても、投資先の人は一生懸命仕事をしてくれるということです。
もう銀行に預けていても、金利などほぼ0に近いですし、老後の心配をしている方も少なくないと思います。
ぜひ、この機会に自分が詳しい分野の症例であったり、医療の現場でトピックになっていることにアンテナを貼り、投資先をリサーチしてみることをおすすめします。これ、やるのもタダですしね。
大阪でG20が開催されたり、2020年には東京オリンピックがありますね。またその先には大阪万博、カジノ。景気は徐々によくなっていくのではないでしょうか。
ちなみに、私は仲の良いドクターに、医療機器ごとのインプレッションを聴いてみたり、今後増えていきそうな病気の話など、情報交換などはしながら、しっかりと自分で分析をして国内銘柄、海外銘柄をチェックしてますよ！
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≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
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