もし、看護師資格を今持ってなくて、学費のことも一切チャラで、自分自身がなんでもやりたい仕事ができる、なんでも選択できる、やり直せる!となれば、何がしたいですか?一度、頭をクリアにして、気心の知れた仲間とこんな話をしてみると、自分のキャリアの本質が見えてくるかもしれませんよ。
本当にやりたいことは?
先日、SHERPAスタッフ内で興味深いトークがありました。
それが、
『もし、自分にどんなことでもできる才能や時間があれば、何をしたいですか?』と。
ニヤニヤしながら、各々が出した答えが、和食屋さん、美容師、フロイド・メイウェザーのような世界的ボクサー、ランフランコ・デットーリのような世界的ジョッキー。(※SHERPAでのキャリアアドバイザーの仕事をイヤイヤやっているという訳では決してありませんので悪しからず(笑))
現実的なものから、とんでもない夢物語まで幅広い話が出てきましたが、
きっと看護師様にも同じように、自分になんの制約もなければ成し遂げたい何か、携わってみたい仕事、があるかもしれません。
それが看護師の仕事であれば今の仕事は天職ですし、看護師以外の仕事ということであれば、チャレンジしてみるのもアリなんじゃないですか?
(関連記事/もっと素晴らしいはずの自分を探すための転職。)
なぜ、資格に縛られるか?
看護師様の就職・転職の相談に乗っていると、もともとそんなに看護師になりたいわけではなかった、資格を持っておかないと就職が不安だったから看護学科に行った、親が勧めてきたから看護師になった、という人も少なくありません。特に今の20代の看護師様には多い傾向です。
そういった理由で、厳しい医療の現場で仕事をしていると、どうしてもモチベーションが上がらず、余計にしんどい状況になることも多いんだと思います。
そんな時に、看護師を辞めたい!と思うけど、
せっかく看護師の資格を取ったのに、、
高い学費を払ったのに、、
厳しい実習も耐えたのに、、
国試のために時間を使ったのに・・・と様々な思いがよぎりませんか?
要は、
これまでに費やしてきた時間なりお金なりのコストを回収しないまま、看護師を辞めることを躊躇ってしまうんですね。
これを経済学で、サンクコストと言います。
でも、そのサンクコストは一体いくらですか?
これから別の業界でどんな仕事をしても回収できませんか?
お金の問題も大事ですが、時間も大事じゃないですか?(関連記事/2018年は投資イヤー!?NISAをフル活用する男性看護師のお話。)
社会人であれば、起きてる時間のほとんどは仕事をしているはずです。
看護師をしていようが、一般の仕事をしていようが、起きてる時間の大半は仕事をしているわけで、
その時間が耐え難い苦痛の時間になっているか、やりがいや楽しみを感じることができる有意義な時間になっているか、そういったことも大事なのではないでしょうか?
もっと、自由に。
もちろん、ご自身の年齢のこと、体力のこと、経済的な問題、家族の状況、などなど制約があるかもしれませんが、
一度きりの人生です。
生まれ変わったら、、なんて考えてても来世は人間じゃないかもしれませんからね。
トノサマバッタかもしれませんし、分度器になってしまうかもしれません。(笑)
もちろん
看護師としてより良い人生を歩んでほしいと願っていますが、SHERPAは単なる求人サイトや、転職サイトという枠に収まらず、その人のキャリアのことを一緒に考えたいと思っています。なので、看護師以外の道があるなら、それも尊重したいと考えます。
(関連記事/やりたいことがわからない、という看護師様へ。)
たとえば、SHERPAでは近い将来Officeの引っ越しを検討しています。その時は、kitchenをつけて、スタッフが自由に料理をしたり、来客者に振舞ったりしたいと思ってます。どんどん人が集まる場所にしたいな、と考えています。
また、
医療福祉系学生と美容師を繋ぐフリーサロン検索サイト a Littleを会社として展開していますので、今後は美容関連のお仕事を行なっていく予定で、それをSHERPAともどんどんコラボさせていきたいと思ってます。どんどん医療福祉系学生が、楽しく、経済的にも助かる学生生活を送ってほしいと考えています。
さらに、ボクシングの本場ラスベガスとか、競馬の凱旋門賞、メルボルンカップ、ケンタッキーダービーなどビッグレースが行われるフランスや、オーストラリア、アメリカなど、研修旅行という形で現地視察の計画も立てております。(笑)
特に、オーストラリアやカナダへ留学を検討している看護師さんも多いですので、各国の看護師さんのLifeもみてきたいと思っておりますよ。
(関連記事/応援看護師の求人を活用。オーストラリア留学と、結婚資金を貯めたパターン。)
なので、なんだかんだでそれぞれの夢が叶うように、めちゃくちゃ仕事を楽しんでおります。(笑)
SHERPAにご相談いただく看護師さんにも、同じように仕事を、人生を楽しんでほしいなと感じている今日この頃です。
特に、20代〜30代と若いうちはやり直しも全然できる時間が残っています。
資格を活かすことも大事ですが、資格に縛られて不自由な人生を歩んでいるなら、一度考え方を変えてみるのもアリかもしれませんよ。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。