転職サイトや、求人サイトなどを見ていて、気になる求人が見つかったら詳細を確認したくて登録をしようと思ったけど、登録したらこの先どうなるんだろう?みたいな不安をお持ちの方も多いようです。なにやらネットを見ると、電話がしつこいとかも書かれているし、と。今日は気になるその話を!
鳴り止まない電話。
いきなり答えから言っちゃいましょうか。
もちろん、
どの求人サイト・転職サイトに登録するかにもよりますが、基本的には登録後にすぐに電話がかかってくる、というケースが多いはずです。
SHERPAでは、同業者他社にも知人友人がいておりますので、他会社の実務についてどのように行われているか情報が入ってくることもよくありますが、
大手であればあるほど、求職者様がサイトに登録した後の流れというのはシステマチックに決まっている傾向が強いようです。
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例えば、
・登録完了から1分以内に連絡が来る。
・そこで繋がったら、その電話の中で求人の提案を5つ以上行い、3つは面接を確定させる。
・もし連絡が繋がらなかったらその営業日に3回以上コールする。
・それでも繋がらなければ、翌営業日以降は時間帯ごとに2回ずつコールする。
などなど、興味本位で登録してしまったら、朝から晩まで電話が鳴りまくっていて、仕事に行って戻ってきたら着信だらけ!!なんてことも実際には多いです。
一社だけ登録してても着信が数件入ってるはずですが、これが複数登録になってると色んな会社から着信があって、10件以上残っている!!なんて怖い事態になることも珍しくありません。
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それだけ転職サイトの人も、求職者様が色んなところに登録していることもわかっているため、何としても我が社が!!という思いが強いのだと思います。
(関連記事/転職サイトに複数登録する場合のメリット・デメリットとは?)
引っ越しの業者に見積もり依頼した時も、同じようなことはよく聞きますよね(笑)
SHERPAにも同じ相談が。
HPなどを見てと、、、とSHERPAにお問い合わせいただく求職者様に質問をさせていただくことがあります。
『今、転職をご検討されているということは、何かお困り・お悩みがあると思うのですが、状況について簡単に教えていただけますか?』と。
すると、
・他の転職サイトに登録していたが、
最初からかなり電話がしつこくて逆に怖くなってしまった。
・最初から
求人をいっぱい紹介されて、面接に行きましょう!と3つぐらい強引に面接日程を決められた。
・しっかりと理由も伝えてお断りしたが、
別担当者からまた電話がかかってきて、いい求人があるけどどうですか?と、またしつこいループに逆戻り。
本当によく聞くパターンです。
もともと、仕事をスムーズに探していきたいと思って登録しているのに、本末転倒になってしまい、どうしたらいいかわからず、SHERPAさんはなんとかなくそんな感じじゃなさそうな気がして・・・と言っていただく求職者様が少なくありません。
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SHERPAでは、電話はほとんどしておらず。
SHERPAでは、転職をサポートさせていただき、実際にお仕事が決まっている方の半分ぐらいが、ご紹介からご登録いただいた方となっています。
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もともとSHERPAで転職や就職をサポートさせていただいた看護師様、介護職様、保育士様、栄養士様などの知人や友人をご紹介いただくパターンも多いですが、一般企業の経営者様や、顧問弁護士、顧問税理士、美容室のスタイリスト様やオーナー様からの相談があり、そこからご紹介いただくケースも多くなっております。(経営者の繋がりから、病院事務長や保育園園長様などをご紹介いただき、非公開求人をいただくことも多いです)
そういったご紹介経由の場合は、
事前にメールであったり、LINEなどでご本人と直接もしくは間接的に連絡を取り合って、都合のいい時間などを予め確認させていただき、タイミングを合わせてからしっかりとお話を聴かせていただくようにしております。
また、
サイトなどご覧になっていただき、はじめてお問い合わせなどいただくパターンに関しては、まず「初回連絡の日時について」というメールをお送りする形を取っており、ご返信があった段階でタイミングを合わせて、ご本人様のご状況、ご事情、仕事を探すタイミングやスピード感などについて共有し、そこから様々な働き方の提案や、具体的な求人情報の共有を致します。(関連記事/信頼できるキャリアアドバイザーは、あなたの隣にいますか?)
なので、
電話かけまくる!という活動は一切行なっておらず、ご本人からメールやLINEの返信がないと、こちらからは電話をかけることもありません。(メールに気付いてないだけの方も多いので電話することもありますが、それでも1-2回だけです)
ましてや、仕事終わりで帰宅して家事や育児などでドタバタ!と思われるゴールデンタイムに電話をかけるのは迷惑でしょうし、SHERPAスタッフもその時間は同じように家事・育児をしているので、退勤しております(笑)
(お知らせ/Office退社時間と、お問い合わせについて。)
逆の立場で考えたら、1日に電話が何回も鳴りまくっているのは気分がよくないし、本当に必要だったらこちらから掛け直すでしょうし、という比較的オトナしい考え方をしておりますので、もっとゴリゴリとサポートしてくれないと困ります!という方には物足りないかもしれませんが、ゴリゴリは勘弁!という方には適度な距離感でサポートができるかと思います。
他紹介会社様からすると、なんてユルい会社なのか、と呆れられるか、羨ましがられるか、どっちでしょうね。(笑)
まあ、繋がるかどうかわからない人や、仕事を本当に探しているかどうかわからない人に、電話をかけまくる時間があれば、もっと有益なことに時間を費やしたいですしね。
最後に、しつこい電話への対処法。
ちなみに、何度もしつこい電話をかけてくるような会社、どうすればいいですか?と対処法について相談いただくこともありますが、2つパターンを紹介しておきますね。
1つ目ですが、バチっと言えるひとは、普通に怒りましょう。(笑)
『何回も同じことを言ってるのにしつこいぞ!』と。
『どういう情報共有がされているのか、会社として大丈夫なのか。上司を出せ』と言ってみましょう。
ここまで言えば、その上司がこの人に連絡をしてはいけませんとデータベース上で印をつけるはずです。
2つ目ですが、バチっと言えない人。
こっちのタイプの方が多いと思いますが、土日祝休みで、夜勤無し残業無しで手取りが40万円欲しい、と無茶な条件を突き付けましょう。今が、そこそこ条件いいので、それぐらいの条件じゃないと転職するメリットないので・・・と。
もしくは、ものすごく体調が悪いので、体調がいい日しか働けません。働けたとしても、週に1-2日。10-15時の間で、2-3時間働きたいのですが、家の近くにありますか?とか。
基本的に、上記のような案件というのは存在しませんし、取引先に転職をさせないと紹介会社もお金にならないので、
転職させるのが不可能に近い人、紹介できる案件がない人、と思われたら電話をかけるメリットもないので、電話がしつこくかかってくる可能性は低くすることができます。
まあ、電話をした時にそのような条件面の話を聞いたとしても、担当者がその内容をデータベースにしっかりと記載していれば、連絡が来ることがないのですが、
しつこい迷惑電話をしてくる会社ほど情報共有がされていませんのでね。だからこそ、同じことを繰り返し行い、求職者様や法人に不快な思いをさせてしまうんですね。
なかなかにヘビーな嫌なお話になりましたが、お仕事探しであったり、転職サイト選びの参考になれば、幸いです。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。