転職の相談に乗っていると、求職者の方から「わたしは〇〇の経験がないのですが、しっかりと教えてくれる環境・職場でしょうか?」と聞かれることが非常に多いです。この気持ちは非常にわかりますが、このまま面接に行くと転職がうまくいかない可能性が高いので、そのお話を。
学校じゃないよ?
教えてくれる環境かどうかを不安になる気持ちはわからなくもないですが、そもそも労働の成果に対して報酬として給与をもらうわけですよね。
学校であれば、学費というお金を払っているので、あなたが休んでいても、遅刻をしていても、学校の先生は教えてくれますが、職場は状況が違います。
特に、SHERPAでは、看護師様、介護福祉士様、理学療法士様、保育士様、管理栄養士様、栄養士様などの医療福祉の業界の国家資格をお持ちのプロの人材のキャリア支援をしておりますので、転職といっても、同じ業界へ転職する人がほとんどです。
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全く、異業種への転職となる場合は、それこそ中途採用であろうが、ポテンシャルがあれば、教育や投資をしていきますよ!というスタンスの企業もあるかと思いますが、同業種での有資格者の転職の場合は、同じように考えていると厳しくなるケースがございます。
基本的には、
同じ業界への中途の転職の場合は即戦力かどうかが問われる、ということです。
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経営者・採用者の視点は?
教えてもらって、お金までもらおうというスタンス・マインドは一刻も早く卒業しないと、いい転職はできません。もちろん、不安な気持ちはわかりますが、採用する側の視点やリスクをもっと考慮しないといけないです。(新卒の学生の就活であれば、まだこのスタンスでも企業側は寛容ですが、中途採用になると状況は一変します)
さすがに面接の場では、上記のような厳しいことは言われませんが、内心はほぼ100%の経営者・採用担当者がそう思っていると言っても過言ではないでしょう。
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とはいえ、看護師・介護福祉士・保育士は人材不足が起こっている職場も多々ありますので、配置基準の関係で採用基準が若干甘くなることはあります。
そこをうまく利用しながら、自分が不安に思っている部分について、うまくアピールできることができればいいですね。
そのためには、
伝え方も重要!
伝え方で印象が変わる!
例えば、『御社で経験を積みたいです!学びたいです!』と伝えるのではなく、
『御社で専門性を高めていきたいと思います!』と伝えればいかがでしょうか?
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前者であれば、『あなたに経験を積ませるために雇うのではないよ!』というツッコミを浴びそうなフレーズですが、『専門性が高い人は雇っている価値はあるかも』とスッと耳に入っていくのかもしれません。
言っていることは同じようなポジティブな内容でも、学生モードではなく、プロとしてのモードを伝えることができるのではないでしょうか?
ぜひ、
採用者視点を持って、相手の立場を理解したワードを使って面接に挑むようにできればいいですね。その方が、チャンスが広がっていくと思います!
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
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