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健康 - UPDATE 2021/03/24

鬱になった看護師は転職できますか?

実は、SHERPAにキャリアのご相談をいただく3人に1人が、程度の差こそあれ、ドクターに鬱の診断をされたという看護師様です。さて、鬱になった場合のキャリア支援はどうなるか。転職はできるんでしょうか?というお話です。


転職できるの?


まずは鬱になった看護師が転職できるのかどうか。なかなか踏み込んだ問いですね。

 

よく聞かれることですが、結論を言うと、転職することは可能です。

 

SHERPAにご相談いただいた看護師様でも、とても不安な状態でご相談いただく方も多いですが、無事に転職ができ、前の職場とは比較にならないぐらいイキイキと仕事をしている方もいます。

 

ここで、以前に転職をサポートさせていただいた第二新卒の看護師様(新卒で就職した病院を1年強で退職)の転職後にいただいたメッセージを一部シェア致します。(関連記事/『転職してよかった』と言ってもらえた2年目看護師様の事例。

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『〇〇です。

 

毎日覚えることは多いですが、楽しく働けています!

 

今までの苦しみは何だったんだ?って位楽しいです。

 

分からないことも聞きやすいですし、部長さんや事務の方も声をかけてくれるので安心します。

 

定時(遅くとも17:30)で帰れてるので、しんどさも格段に違います。

 

まだ1週間ですが、〇〇病院で働けて良かったと思っています。

 

ありがとうございます。』

 

このメールをもらった時は、内定が出た時よりも、嬉しくて、本当にサポートさせていただいて良かったな、、と感じたのを今でも覚えてます。なんだかんだ6ヶ月ぐらいサポートしてたでしょうか。面談も複数回行なったと思います。(関連記事/転職サイトを使う時に、面談をする派?しない派?

 

他の転職サイトや紹介会社にも登録されていたようですが、『登録後すぐのTELや、自分の話もあまり聞いてない状態での求人提案などもされ戸惑うことも多かったのですが、SHERPAさんでは自分の話をキチッと聞いてくれたうえで自分に合うところ提案してくれたのが嬉しかった』ともレビューいただいております。レビューの画像はコチラ


無理せず早めに対応を。


さて、他にも鬱の診断をされた看護師様の転職サポートをしてきましたが、「ご本人の希望通りの転職が叶ったかどうか」という点に絞って振り返ってみると、当然ですが、全員が希望通りの転職ができたわけではありません。つまり、仕事が見つからなかった人もいます。

 

振り返ってみて、気付いたことは「コンディションの程度の問題」が重要であるということです。

 

鬱といっても、いろんなレベルがあります。(専門家ではありませんので、詳しくはわかりませんが)

 

月に1回だけカウンセリングで医療機関に通っているだけで、特に日常生活や仕事には支障がないという方もいれば、毎週カウンセリングに通いながら、数種類の服薬を行なっているという方もいます。

 

鬱の症状が顕在化してる方も、自覚症状などなく潜在している方も、早めに誰かに相談するとか、仕事を休むとか、離職をするとか、できるレベルの対応策を取ってもらった方がベターだと、感じます。

 

『元気があればなんでもできる』というアントニオ猪木さんの名言がありますが、あれが真理です。

 

キャリアが浅いからとか、ここで仕事を辞めてしまったら勿体無いとか、そういったことを考える気持ちもわかりますが、何よりも自分の心身を大事にしてください。気力や体力があれば、やり直しはできます。(関連記事/失業手当を満額支給した時のデメリットとは?

 

「経験が浅くても、まあ教育していけばいいか」と、医療機関の人事は思ってくれるところも多いので、看護師の資格はこういった時にもチカラを発揮してくれるのです。

 

看護師が向いてないかも。。。と悩む気持ちもわかりますが、その職場が合わないだけかもしれないのでね。多少の踏ん張りは誰でにも必要ですが、無理しすぎてパンクしてしまうのは、避けて欲しいと思います。

 

仕事をしないと。。。といくら経済的に追い込まれていても、ドクターストップがかかっていては、どこも採用してくれませんし、そこまでの状態にならないことを何よりも優先して考えてほしいと思います。


お互いの仕方ない、を理解する。


鬱になってしまうことは、仕方がないことだと思います。

 

鬱をテーマにCOLUMNにしている自分自身だって、自分のことを『鬱かも?』とか、『このままいったら鬱になるな?』とか、『一種の鬱だろうな?』と思うことは過去にもいっぱいありました。

 

人の死に直面したり、夜勤などでホルモンバランスが崩れたり、理不尽な人間関係によって、医療機関はストレスを抱えやすい環境なのは十分に想像がつきやすいですが、一般企業でも鬱になる人、ストレスを抱える人は年々増加傾向にあります。

 

ノルマのことだったり、借金のことだったり、理不尽な方針だったり、人間関係だったり、特にコロナの影響で儲かっている人や、儲かってない人が二極化しておりますので、今後も鬱になる人は増えていくかもしれません。

 

何が言いたいかというと、誰がいつ、鬱になってもおかしくない、、ということです。もちろん、できることなら予防できた方がいいのですが。。(関連記事/イライラする人、もしかしたら腸内環境が原因かも!?

 

そして、もう1つの仕方がない。。があります。

 

それは採用サイドの仕方ない、です。

 

医療機関だったり、一般企業だったり、多くの採用現場で日々採用活動が行われていますが、採用の基準は十人十色だったとしても共通していることもあります。

 

それは、「明るく元気な方がいい」ということです。

 

鬱になることは仕方のないことであることと同じように、採用する立場の人が、鬱ではない人を採用したいと思うことも仕方がない、ということは仲介しているキャリアアドバイザーとしてはヒシヒシと肌で感じる部分であります。

 

採用担当者によっては、『自分もそんな経験があるよ』とか『前に採用した人が鬱だったけど、今は元気に活躍してくれているよ!』とか、鬱というコンディションにある求職者様に対して寛容である場合もあれば、『飲んでいる薬は何か?』と細かくチェックを要求してくるような法人もあります。

 

服薬のことについては、特にご本人にとってもデリケートな部分になってきますから、ご本人と相談しながら応募先企業にそこまで突っ込んで聞かれた場合に服薬の状態をお伝えするかどうか、はたまた伏せるのか。(突っ込まれる時はどんな薬を飲んでいるかまで聞かれることがあります)

 

そもそも、キャリアアドバイザーにも服薬については伏せておくのか、もしくはある程度はお伝えしたうえでサポートを依頼するのか。(関連記事/面接時に、『パワハラがあって・・・』と正直に退職理由を言うのはOK?NG?

 

この辺りは、ご本人の意向を都度確認、最大限尊重しながらサポートさせてもらっております。(職業柄か、話をして5秒ぐらいで気付くことが多いですが・・・)

 

難しいのは、採用してから、働きだしてから、『鬱のことを聞いてなかった!』とか、『こんなはずじゃなかった!』となってしまっては同じことの繰り返しになってしまいますから、双方の仕方ない部分を理解してもらないがら、『転職してよかった!』『採用してよかった!』と実現できるようサポートさせてもらっております。

 

まあ、これがめちゃくちゃ難しいんですけどね。。(関連記事/求職者と法人、どっちが大事?

 

 

 

≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント


自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。

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