転職に、イノベーションを。

大阪の看護師専門情報サイト。
大阪で看護師の転職・アルバイトならSHERPAにお任せ。

SEARCH

CLOSE

お金 - UPDATE 2021/08/31

新車を現金一括購入orカーシェアリング。3年乗ったらどっちがお得?

現金一括で新車を買ったけど、通勤には使ってないし、週に1-2回しか乗ってないんです、、、という看護師様は多いのではないでしょうか?これ、カーシェアリングに切り替えたら、どれぐらい貯金に差が出るの?というお話を、元カーディーラー営業&ファイナンシャルプランナーがしてみましょう!


収入と支出の両方が大事。


これまでたくさんの看護師様のキャリア相談に乗ってきましたが、必ず出てくるのはお金の問題。(関連記事/お金を守りたかったら、〇〇の時に看護師と名乗るな!看護師専門のFPが教える、お金の守り方。

 

手取りがいくらだった、とか。

ボーナスがいくらだった、とか。

夜勤手当がいくらだった、とか。

転職したらどれぐらい年収が上がるのか、とか。

 

お金と言っても、その内容はほぼ収入の部分なんですよね。

 

どれぐらい入ってくるか、というベクトルのことしか考えてないのです。

 

支出のことを話題にしたり、意識・理解・把握されている方はほとんどいません。どれだけお金が出ていってるか、というベクトルの話は少ないんです。(関連記事/看護師と、プロ野球選手の意外な共通点。

 

支出の部分は質問をしても「え?詳しくわかんないです」という方がほとんど。これがリアルです。

 

さて、生活していると、いろんなところにお金を支出していると思いますが、特に『勿体無いな、、』と個人的に思うのが、車との付き合い方。

 

特に、勿体無いなーと思う看護師様は、過去にこんなパターンが多かったです。

---

・車が好きというより移動手段のために車が欲しかった。

・週に1-2回程度、休みの日しか乗らない。

・20代半ば〜後半で初めての車購入。

・だいたい車種はホンダのN BOXとかダイハツのタント。
(少し前だと廃盤になりましたが、日産のモコ)

・現金一括で新車を購入

・駐車場も任意保険もあるから維持費が高い。

・1人暮らしで余計に生活費がしんどい。

---

もちろん、好きな車を購入して、維持費がかかっていても、満足いくカーライフを送っている方は問題ないと思います。もっと言うなら、車が大好きで、マニアックな車種に乗っている人もいます。ホンダのシビックとか、トヨタのハチロクとか、マツダのロードスターとか。看護師様でも、たまに出会います。こういった方はいくらお金がかかろうが関係なくカーライフを満喫してますので、今回の話はスッ飛ばしてください(笑)

 

さて、話を元に戻すと上記のように、あんまり車に乗らないのに、車がないと何かと不便かも?という理由でそこまで好きでもない車種を購入して維持しているアナタ!

 

そんなアナタに、カーシェアリングどう?ってのを提案してみます。(今回は車に全然乗ってないライトユーザーの設定。毎日通勤で使って休みの日も車に乗る人だと、前提が違うので結果も異なります)

 

3年スパンで見た場合、どれぐらい貯金額に差が出るかシミュレーションしてみましょうか。


車購入だとそもそも・・・


例えば、看護師5年目の26歳一人暮らしの看護師様がホンダのN BOXを新車で買ったとしましょう。

 

ちなみに、1番売れてる軽自動車ですね。何年も販売台数トップですから、イイ車なのは間違いないでしょう。

 

通勤では使うこともないけども、お礼奉公も終わって奨学金の返済もなくなった。コロナで海外旅行も行けないし、そこそこ貯まってきたお金で車でも買おうか。。そう考える人も少なくないかもしれません。これもそれなりにリアルですね(笑)

 

で、何故かわかりませんが、看護師様(というよりも女性に多い)はいくら金利がベラボーに安くても分割払いを嫌う方が多いです。極端な話、無金利でも、分割にせず一括払いをする人が多いです。

 

N BOXですと、普通ぐらいのグレードであれば税込140万円ほど。諸費用入れると、なんだかんだで150万円というところでしょうか。現金一括購入すれば、150万円がポーンと一瞬で無くなるわけです。

 

さて、26歳で初めて車を買う!となれば大きな買い物ですよね?

 

『保険に入りましょ!』とディーラーの担当者に言われ、『ネットの方が安いかも?』という選択肢が頭をよぎるも、『ネットの保険は確かに安いですが、万が一の事故が起こってしまった時の対応が全然違いますよ?そこの人件費の違いです。ディーラーで加入するとネットの保険と比べると高いですが、事故対応が全然違いますし、すべて担当者の私に電話1本してもらえれば、ワンストップで解決致します』と、セールストークをされて、そのまま加入している人も多いのが現状。これも、リアルです(笑)

 

仮に、ネット保険のオススメプランで、新車のN BOXの任意保険に加入すると、月々の保険料は約1万円。
(SBI損保でザクっと試算。6等級、26歳以上限定、対人対物無制限、人身傷害3,000万円、搭乗者障害500万円、車両保険150万円、他)

 

あと大きいのが駐車場です。車を買うためには車庫証明を取る必要があります。1人暮らしとなると、マンションやアパートの敷地内にあるPを別契約するか、別のモータープールにて契約する必要がありますが、大阪の平均相場で仮に月15,000円と想定しますね。

 

 

あとは、ガソリン代ですが、N BOXだと1回満タンで3,500円ほど。そんなに乗らないのであれば、空っぽになることも少ないでしょうから、1ヶ月3,500円でOKと想定しましょう。

 

さあ、めちゃくちゃザクっとまとめます。(細かい金額は変動しますので大雑把に)

---

N BOXを新車で買えば、

・150万円の現金支出。

・保険代で年間12万円。3年で約30万円。(無事故なら翌年は10%ぐらい割引あります)

・駐車場代は、年間で約18万円。3年で約54万円。

・ガソリン代は年間で約4万円。3年で約12万円。

---

1年間の維持費は約34万円。

3年間の維持費となると、102万円ほど。厳密に言うと、このタイミングで車検とか、その他点検整備があるので、別途臨時支出が発生します。(これがきついですよね。。)

 

3年スパンで見た場合、現金でイキナリ150万円が支出、維持費で102万円が支出、合計252万円ほどがマイナスという状況です。(3年経過した段階で、新車で買ったN BOXの資産価値はおよそ40-50万円は残っているとは思いますが・・・)


カーシェアリングはどう?


カーシェアリングの場合は、大きなメリットとして、車を使う時にしかお金が発生しない点があります

 

そもそも現金一括で150万円を支払いしなくてもいいし、月々の任意保険代もかからないし、駐車場代もかかりませんし、ガソリン代もかからないし、点検整備や車検代、税金もかかりません。

 

では、どれぐらいのお金がかかるのか?

 

カーシェアリングで業界トップクラスのタイムスだと、個人プランで月会費が880円。

 

N BOXだとベーシッククラスに該当し、15分の利用で220円です。

 

なので、ちょっとカインズホームまで買い物に、、、とかイオンまで買い物に、、、ということであれば1時間利用で足りると思いますから、880円ほどで済みます。

 

仮に、友達と遊びに行く!とか恋人と1日ドライブデートする!ということであれば24時間プランも利用可能。このプランだと、1回6,600円です。

 

なので、車を使うシーンや頻度を以下のような感じで設定すると・・・

 

---
1時間以内のちょっとした買い物等で週2回利用、月8回。

24時間プランを月に2回。

合計で、880円×8回+6,600円×2回=20,240円。ほぼ2万円です。

---

もし、『上記のような使い方、頻度で十分だ!!いや、むしろそれよりも使わないかもしれない、、』という方であれば、月2万円でカーライフは実現します。

 

カーシェアリングだと年間利用料は約24万円。3年にすると72万円です。

 

年間の維持費だけでも所有すれば約34万円ですから、約10万円の差が発生します。3年で30万円の差です。維持費だけでもこれだけの差が出ます。

 

そして、車を買ってませんから150万円は手元にあります。

 

維持費で浮いたと想定する30万円を足すと、めっちゃアバウトですが、180万円ほどは貯金の差が出てしまいますよね。

 

何より大きいのが、150万円以上の現金が手元に残っているということです。使わなくても、手元にあるのと、ナイのとでは安心感が違いますよね。

 

最後に150万円が手元に残っていれば、こんな使い方もできるよ?というオマケを。


投資してみよう!


大前提として150万円で購入した車は、資産でしょうか?負債でしょうか?

 

どちらで解釈するかはさておき、150万円でN BOXを購入し普段使いをすると、問答無用でポケットからお金がどんどん出て行きます。支出が止まらない状態です。

 

N BOXに乗っていることで、どんどんお金が入ってくる!という状況には、普通はなりません。

 

でも、どんどんお金が入ってくる状態を、もし150万円で買える、、としたら興味ありますか?

 

それが資産を買う、ということです。

 

世の中にはいろんな資産がありますから、何を買えばいいかは当然正解はないわけですが、事例を共有しますね。

 

実際に、私個人が資産だと思って購入しているものが日米企業の個別株であったり、積立投信です。

 

積立投信はキリよく、2021年の元旦から買ってみました。(関連記事/2018年は投資イヤー!?NISAをフル活用する男性看護師のお話。

 

アメリカのS&P銘柄を組み込んだインデックスファンドを毎月2回、ドルコスト平均法で積立しています。

 

2021年1月〜9月までの9ヶ月間の積立の運用収益率が12%なので、仮に150万円を投資していたとすると、168万円に増えていることになります。プラス18万円です。考え方によっちゃ、この18万円の利益分で、カーシェアリングの代金もほぼペイじゃん?って話です。

 

もちろん、投資なのでずっと12%で運用できると決まってません。下がってマイナスになるかもしれませんし、逆を言えばもっと上がる可能性もあります。

 

でも、そういったリスクが低いのがS&Pというインデックスファンドの特徴でもあり、ドルコスト平均法という買い方でもあるのです。(詳しくは、ググってくださいませ)

 

いや、そうは言っても、やっぱり投資は怖い、、胡散臭い。。なんか怪しい。。。損しそう。。

 

そう思う気持ちもめちゃくちゃわかります。

 

でも、150万円で新車を買うと、問答無用で、一年後には価値はおおよそ半値近くまで下落します。3年後には1/3ぐらいの価値まで目減りしていくことはほぼ確定です。(私は、元ディーラー勤務なので、車の査定もしてましたから、そこそこ詳しいですよ)(関連記事/これ知ってたらあと20万円は節約できる!?元ディーラー営業マンが教える、スベらない車の買い方。契約のタイミング編。

 

個人的には、単なる移動手段としか考えていない、週に1-2日しか乗らない、特に好きでもなく買った車が、ほぼ間違いなく3年後には50%以下まで資産価値が目減りするのは耐えれない。

 

それだけではなく、維持費もかかるし、どれだけ重複して税金を払わないといけないんだ!!とガマンできないんです(笑)

 

なので、できれば増える可能性が十分ある資産を買いたい、、と思う派です。(関連記事/医療従事者だからこそ、有利の行える投資とは?

 

そういった資産価値とか、維持費のこととか、イッサイガッサイ気にせず乗りたい!と思える車と出会えた時は、間違いなく乗ると思いますし、そのためにできるだけお金を貯めておきたいな、と思ってます。

 

そうそう、最後に。

 

今回のお話は、N BOXを新車で買うな!と言ってるわけでもなく、カーシェアリングが最高!と言ってるわけでもなく、S&Pの積立が必ず儲かる!と言ってるわけではありません。

 

どこにもリンクを貼ってないように、アフィリエイトではありませんので、誰かが何かに興味を持って買ったとしても、私に一円も入ることはありません。ご安心ください。そう簡単に、アフィリリンクは踏ませないわよ(笑)(関連記事/乱立する看護師の転職サイト。ところで、転職サイトのランキングってどこまでアテにできるの?

 

何が言いたいかというと、『あれ?その車の乗り方なら、大金出して買わなくても良くない?』という、単なる気付きのお話でございます。

 

まあ、こんな気付きをするキャリアアドバイザーもまずいないと思いますが。。

 

いやいや、長くなってしまいましたが、もし最後まで読んでいただいたなら、ありがとうございます。

 

最後まで読んでくれた方は、お金の支出のことに課題・関心がある人かもしれませんね。すごくイイことだと思います。

 

 

 

≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント


自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。

お仕事のことでお悩みの看護師さん、
まずSHERPA(シェルパ)にご相談ください!

お問い合わせ

SHARE ON

関連記事

What`s SHERPA

SHERPA(シェルパ)は、20代看護師さんのためのキャリア支援サイトです。
お仕事だけではなく、仕事、恋愛、美容、結婚、家庭、ダイエットなど20代の看護師さんが、
特に関心を持つ分野の情報を発信しながらプライベートの充実もサポート致します!
もちろん、転職・就職・夜勤アルバイトなどのご相談なども日々いただいております。
面接や履歴書の書き方も、医療法人のタイプに合わせてアドバイスいたします。
特に大阪、京都、兵庫エリアにお住いの方。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、まずSHERPA(シェルパ)にご相談ください!

シェルパとは