看護師様からの問い合わせも多い訪問診療。ドクターの往診に同行し、補助を行うことがメインの仕事になりますが、実際の仕事内容や条件面をお伝えします。どんな看護師さんが検討することが多くて、どんな看護師さんが敬遠されるのか。今回はそんなお話です。
どこに訪問？どんな患者さんが多い？
基本的には、
自宅または施設にて療養生活をしておられる方への往診となります。
ご本人の体調の問題や、ご家族のサポート状況などの問題で、クリニックや病院に通院できない方向けに、医師（看護師）が訪問し、医療的ケアを行うというものになります。
患者さんの層は、認知症、ターミナル、特定難病、小児がんなど区々となっております。高齢者もいれば、小児まで範囲は広くなることが多いです。
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そういった患者さんの個別の医療ニーズに応じて、
医師が中心となり、胃ろう、中心静脈栄養、気管切開、人工呼吸、在宅酸素などのケア・管理を行います。
看護師は何をするの？
患者様の自宅に訪問する際に移動手段として、基本的には車移動が多くなります。
訪問診療のクリニックによっては、別途ドライバーがいることもありますが、看護師が車の運転を行うところも多く、運転は業務の1つになります。看護師が運転中に、医師が訪問先の患者様のカルテを確認したり、すでに訪問が終わった患者様のカルテ作成を行います。PCに直接打ち込んで入力する場合もあれば、音声で入力する場合もあり、いろんなパターンがあります。
まあ、
車の運転が1つのポイントになりそうですね。
『別に苦じゃないよ』という看護師様にとってはすごくラッキーなことだと思います。実際、車の運転をしている時には、それ以外の業務を遂行することはできませんし、1日に数件の訪問先があれば移動時間もソコソコの時間になりますから、時間もあっという間です。（笑）
逆に『運転が苦手だ。ペーパードライバーだ。』という方にとっては少しハードルが上がりますね。ご検討できる求人の数も減ると思いますので、運転がない他求人を探すのか、これを機に少しずつ運転に慣れていくのか、ご検討いただければと思います。車の運転ができれば、私生活でも非常に便利になりますから、そのように捉えることができれば人生も大きく変わるかも（笑）
さて、患者様の元に到着したら、
基本的には医師がメインになり、患者様やそのご家族に対して傾聴を行ったり、医療的な措置を行います。
看護師がやる業務としては、バイタル測定、点滴管理、その他備品の管理、診察の補助を行います。
また、
カルテの一次情報の入力や、医事文書作成、薬局や介護施設等との情報共有や連携業務を担います。
オンコール対応なども交代でやっている場合は、定期的に順番も回ってくるかと思います。
なんとなく仕事の内容はイメージできそうですか？
条件面は？どんな人が向いてる？
弊社で取り扱っている訪問診療クリニックの求人内容としては、以下のような雇用条件が多くなっております。
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・土日休み。年間休日110-120日前後。
・夏季休暇・冬季休暇もあり、有休消化も8割消化。
・月給30万円以上。
・賞与も別途あり。想定年収は400万円〜
・社会保険完備、他福利厚生充実。
,,,etc
募集の背景なんかも、確認をさせていただいておりますが、欠員だったり、増員だったり、そのあたりも求人をご検討される看護師様には共有させていただいております。
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どんな看護師様が訪問診療をご希望するか？という部分ですが、やはりドクターとの同行という部分に惹かれている方が多い印象があります。（逆を言えば、ドクターと同行することが多いので、相性が悪くて退職になる場合もあり得ますね。。）
医師がどのように患者様と接しているのか。疾患に対してどのようなアプローチを取るのか。そういったことを間近で見ることで、自分自身の経験や引き出しにしていきたいと考える方もいらっしゃいます。
また、
患者様と密に関わることがしたかったけど、1人で訪問するのが不安だから、医師と同行する方が安心だ、、、という方もいらっしゃいます。特に、訪問看護ステーションとなれば、基本的には1人で利用者様の自宅へ向かうのですが、不安だったり、抵抗感がある、という方も少なくありません。
そういった意味では、訪問診療をご検討される看護師様の場合、並行して施設内訪問看護をご検討されるケースも多々ございます。
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あとは、やっぱり条件面でしょうか。日勤のみで、月給は30万円以上は出る求人も多いですし、土日休みになるところも多いです。年収ベースで考えると、400万円前後になりますから、日勤のみで規則正しく働きながら、収入をある程度キープできるとなれば、選択肢には入ってくるということかもしれません。
ご結婚などを考えておられる看護師様や、すでにご結婚されて家庭に軸足を置かれている看護師様からすると、日勤のみ、土日休み、一人で訪問はなし、となれば心身ともにプレッシャーがそこまでは高くないと感じられる方もいます。家庭持ちの方でも、独身の方でも、ほぼカレンダー通りの、学生の時みたいなサイクルで働けることは魅力の1つかと思います。
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とはいえ、、、です。
訪問看護ステーションに比べると、求人数はまだまだ少ないですし、求人が出ると割と応募者が重なることもございます。
訪問診療（往診）がいいな、、、とお考えの方はお早めにSHERPAまでご相談くださいませ。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。
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