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お仕事 - UPDATE 2022/12/05

医療従事者がMBA取得って、どう思いますか?

実は、医療従事者の方からMBAの相談を時々いただきます。看護師さんから相談いただくこともあり、それ以外だと弁護士さんだったり、税理士さんだったり、士業の方からもパラパラと。今回は、MBAについてザクっと語りたいと思います。


MBAってなに?


そもそもMBAって何?っていう人も多いと思います。

 

master of business administration.

 

いわゆる経営学修士のことです。

 

詳細については、こちらのグロービス経営大学院のMBA(経営学修士)とは、を参照してもらえればと思います。あ、ここのリンクから入学してもらってもアフィリエイトではありませんのでご安心くださいね(笑)

 

私は、京都大学経営管理大学院でMBAを取得しました。卒業したのは今から約10年ぐらい前になりますから、今よりも国内MBA取得の流れがそこまで大きくなかったと記憶しています。

 

当時、選択肢としてあったのが、京都大学大学院・神戸大学大学院・グロービス経営大学院。だいたいこの3つだったんですよね。(東京に行けば、早慶とかあったのかもしれませんが、大阪に住んでいたので選択肢に入らず、詳しく調べておりませんでした)


どんな学生がいる?


まず、京都大学経営管理大学院に関して言えば、一般選抜枠と特別選抜枠があり、学生と社会人が混在しており、これはこれで非常に良かったと思います。(京都大学は特に多様性を重視してます!)

 

一緒に学ぶメンバーの年齢も23歳から65歳ぐらいまで幅広かったです。また国籍についても日本人が半分ぐらいでしたが、あとは中国や韓国などのアジア圏も多く、インドや欧米からも数人はいたという感じ。なので、日常会話は、日本語、英語、中国語がけっこうあちこちで行われてます。(自習室もそれぞれシマができるのですが、国によって清潔感や匂いが全然違いますw)

 

他のビジネススクールでは、基本的には社会人経験が一定数ある方のみ受け入れているところも多く、新卒の学生がOK!なんてビジネススクールは当時はなかなか少なかった印象です。

 

自分自身は、社会人経験はありましたが、特別選抜枠での入試は断られました(笑)

 

自分でも薄々とは感じておりましたが、社会人としての経験としては、働いていた年数だったり、所属していた会社のネームバリューも無さすぎたんですよね。

 

社会人枠で合格して入学してきたメンバーから職歴を聞くと、大企業ばかりでした。トヨタ本社、みずほ銀行、海外の投資銀行、上場企業のオーナー社長、上場企業の役員、デロイト、政治家などなど。(敬称略)

 

そら同じ土俵には立てないわ、、と思いました。

 

なので、一般選抜枠で受験して、運良く1発で合格が出ました。たぶん、自分にとっては10回受けても1回受かるかどうかの難易度だったと思いますが、その1回を持って来れた、、という感じのラッキーさを発揮できたわけです。


どれぐらいお金かかる?


学費については、国公立大学院なので、そこまで高いというレベルのものではありません。それでも、全部きっちり払っているという人は多くなかったと思います。参考までに2022年度の京都大学の授業料等はこちら。

 

え?どういうこと?ってなりますよね。

 

割と、成績優秀だったり、経済的理由だったり、そういったことを書面にてアピールすると、かなりの割合で、学費が免除になったり、入学金が免除になったり、してました。とりあえずお金はいいから、しっかりと勉強して卒業後にバリバリ仕事して、社会に還元しろよ、というメッセージを感じちゃいましたね。

 

自分自身も、入学前に学生結婚をしていたこともあり、経済的理由と大学時代の成績証明書をつけて申告すると、学費が免除になりました。払ったのは、入学金を半分と、1年目の前期の授業料の半分のみ。あとは全て免除してもらったので、おそらく合計でも40万円も払っていないと思います。

 

仲が良かった韓国人の友人は、なんとほぼ無料だったと聞いています。『世界イチMBAを安くで取得した男だ!』と同期メンバーからはいつもイジられていました(笑)卒業後は、世界で5本の指に入る鉄鋼メーカーに就職したので、元を取ったどころか完全にROI(投資利益率)はプラスになっています。

 

こういった経済的な面では非常に優遇されていたこともあり、ハーバードビジネススクールなどと比べると、両極端だな、、と当時から感じておりました。(今は学費や入学金免除については、基準なども変わっている可能性もありますし、HBSの場合は、もっと環境やリターンも違うと思いますが)

 

よくMBAである相談が、『どれぐらい忙しいですか?』というものですが、京大に関して言えば1年目は特にしんどかった記憶がありますね。だいたい、1年目に必修単位の講義がたくさんあるので、1年目にそこさえ押さえておけば、修了は可能です。たぶん、どこのビジネススクールも1年目は特にしんどいのは同じだと思います。

 

実際、仕事をしながら通っておられる方も半数ぐらいおられました。遠い人は、愛知県から週3ぐらいで新幹線で通っているビジネスマンもいました。

 

ビジネススクールによっては、平日夜間!週末だけ!とかの学校もありますから、仕事をしながらMBA取得を検討されている方は、両立できるかどうかのバランスも大事になりそうですね。


結局、卒業後はどうなるの?


イメージに近いかもしれませんが、20代のメンバーは国内外の超有名企業へと就職していく流れが多かったと思います。

 

社会人枠で入学してきたメンバーは30-60代と年齢も幅広かったですが、もともといた会社に戻って管理職になったり、しばらくしてから起業したり、いろいろと道はあったようです。

 

よく、『MBAって結局どうなるの?取っても意味ないんじゃないの?』と言われることがあります。

 

個人的な感覚ですが、「MBA取得したけど、これは無意味だな」と感じることはないですね。

 

何か新規事業を考える際、企業としての戦略を考える時、もっと言うなら普段の生活の中でも無意識にフレームワークや理論で考える癖がついていますし、ある意味おもしろいなと思います。

 

特に、最近は訪問看護で独立起業したいと考えている方からのMBAの相談が多いのですが、興味があるなら是非チャレンジしてほしいなと思います。

 

ほとんど存在しないんじゃないですか?MBA持ってる訪問看護師って。看護師はたくさんいますが、訪問看護やっている人ってまだまだ少ないですし、そこで独立起業するなんてまた一握り。そこにMBAホルダーとなると、もう掛け算していくと、0.00何%の世界じゃないでしょうか。レアですよね。

 

実際、MBAを使って訪問看護事業で、どういった経営ができるかなんて想像するだけでも、ワクワクしませんか?(関連記事/訪問看護へ転職したい!どんな求人がオススメ?(独立したい看護師様向け)

 

・どうやって新規参入するのか?

・どうやって差別化要因を作るのか?

・訪問看護の市場における5フォースとは?

・自社におけるSWOTとは?

・どうやってポジショニングを考えるのか?

・どうやって組織を作っていくのか?

・内製化・アウトソーシングを使い分けの判断は?

ナドナド。

 

いやー、ワクワクしますね。個人的にはMBAを取ってから、仕事をする!訪問看護で独立する!ということよりも、できれば同時進行がいいんじゃないかな?と思います。めっちゃ大変ですが、実と学の両輪を回すことは何よりも身になるはずです。(関連記事/看護師様から、人材紹介業で独立したいと相談ありました。

 

最後になりますが、MBAを取得して一番良かったと思うのは、世代や国籍を超えた一生の友人ができたことです。これは間違いないです。青春そのものでしたから。卒業後も一緒に仕事ができる友人もいたり、時々オンラインで会話したり、年末年始だけご飯に行く友人がいたり。そういった友人ができたことで、人生は豊かになった気がします。

 

MBAや起業のことで悩んでいる医療従事者様がいれば、お気軽にご相談ください。自分は2年ぐらい試験勉強をしていたので、対策していたことや、読んでいた本などはシェアできることがあるかと思います。

 

 

 

≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント


自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。

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