大手企業か?ベンチャーか?みたいな議論が就活生でも盛んにありますが、それと同じような構図かもしれません。どちらか迷っているようであれば、、、今回はそんなお話です。

迷うぐらいなら。
よく一般の大学生界隈から聞くのが、これ。
大手企業か。ベンチャーか。
直接相談されることもあるのですが、2秒でお答えさせてもらっております。
それは、迷うぐらいなら(そもそもそんな問いをしてくるぐらいなら)何も考えずに大手企業の方に進みなさい。ということです。まあ、受かるかどうかは別問題なのですが。
理由は、簡単。
大学生の新卒カードは人生でたった1回しか使えません。何の経験も専門知識もないのに、なぜか第二新卒よりもプレミアがあり、中途採用よりもプレミアがある。そんなワケのわからない新卒一括採用している日本の市場では、そのプレミアを最大限活かして入れる企業に入った方がいいのです。(関連記事/第一志望の内定をゲットする看護学生の共通点。)
運良く大企業に入ることができれば、その人が仕事できようが、できなかろうが、大手に転職できるし、ベンチャーにだって転職することができます。自分自身も痛いほどに経験があるし、知人友人もたくさん見てきました。
とにかく1社目が大事です。(やりたいことがないのであれば特にね)
ベンチャーに就職してから、大企業に行くことはなかなか難しくて、書類選考すら通らないことも多いです。それぐらい大手企業にいたというネームバリューは、人事担当の思考を停止させ、顔パスさせるぐらいのパワーがあるのです。これはここ数年で起こったことではなく、何十年も前から同じ構造です。
医療の世界でも構造は同じ。
さて、全く同じと言ってしまうと言いすぎかもしれませんが、医療業界でも同じ構造ではないでしょうか。
仮に、新卒で小規模の訪問看護ステーションに就職すると(これ自体が悪いことではないですよ)、数年勤務した後に、新卒看護学生が志望しそうな大手の総合病院に転職することは難しいかもしれません。まあタイミングによると思いますけどね。
新卒と同じタイミングならそっちを採ろう!ということになる可能性がありますし、タイミングが同じだとしても、人が足りてなければ採用するかもしれません。(そういった意味においては、看護師資格はやっぱり強いんですよね。極端に選びさえしなければ基本どこにでも仕事がありますから)
こういった後々のキャリアに不安を抱えるようであれば、いきなり小規模の訪問看護ステーション等に就職するよりは、病院へ就職しておく方がベターだと思います。転職のしやすさ、自分自身の看護師としての経験の幅、そういったものが全然変わってきます。(関連記事/転職で迷った時はこれ。ポジショニングマップで、自分の軸を整理。)
いつか信念を持てるように。
大手企業の安定さ。大手企業のネームバリュー。大手企業の福利厚生。大手企業にいたことによるキャリアの強み。
そういったことに全く関心がなく、自分のやりたいことはこのベンチャー企業だからこそトライできるんだ!
そういった想いがある方は、何の迷いもなくその道を進んでほしいと思います。
新卒で訪問看護だってアリでしょうし、新卒で美容クリニックも全然アリでしょう。周りが何と言おうとその道を進みたいのであれば、信じて突き進むことが何よりも良いと思います。心の底から応援したいし、振り返ることなく一心不乱に頑張ってほしい。
もしも、何もやりたいこともないのに急性期の大手総合病院に就職しただけの看護学校時代の同期が意地悪なマウントを取ってくるようなことがあれば、無視してやればいいのです。同期のマウントよりも、自分のキャリアに目を向けて投資してほしい。
そういった意味では、たくさん看護師様含め多くの国家資格者の転職支援に携わってきましたが、そもそも転職相談に来られる方のほとんどが自分のゴールが見えていない、という方が多いです。
(関連記事/やりたいことがわからない、という看護師様へ。)
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・ゴールが見えていない
・ゴールが決まっていない。
・自分が何がしたいかわからない。
・そもそも看護師としてのモチベーションが低い。
・意欲が低いのになんで看護師になってしまったのか。
・高い学費を払ったのに今更辞めるのは勿体無い。
・とはいえ何をやりたいかわからない。
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こんな感じで悪循環のどこかに位置する人からの相談が多いのは事実です。
看護師として、どうしてもこういったキャリアを実現したくて、、という方からの相談ももちろんありますが、そういった方はものすごいスピードと、確度で転職が決まっていきます。それも恵まれた条件で。やっぱりそれなりの経験やスキル、信念があると、採用サイドからしても、そこは高い評価になりやすいんですよね。
(関連記事/野球選手の移籍からわかる求人の本質について。)
できれば、こういった感じで
自分の人生やキャリアを自信を持って前向きに歩んで行ける方を増えればいいなと切に願っています。
なので、迷っている方がいればSHERPAまでお気軽にご相談ください。(迷っているなら大手いけよ、と言っておきながらね)
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。
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