いよいよ国家試験間近となりましたね。各々が、残りの時間をいかに使うか、ここが勝負の分かれ目になってくるかと思います。半分以上の看護学生さんが、初めての受験かと思いますので、本日はスケジュールの組み方、実際の試験勉強について、参考にしてもらえたら幸いです。
試験前のスケジュールの組み方
1週間前まで:過去5年分の過去問はすべて解き終わっている状態。
5日前まで:苦手傾向にある問題についての復習。
3日前まで:得意傾向にある問題についての復習。
2日前:前年度の試験問題を解き、正答率90%以上であることを確認し、すべての勉強を終了させる。
試験前日:試験当日と同じスケジュールで起き、試験時刻と同じタイムスケジュールで試験問題を音読する(読むだけ。前日に問題は解かない)
試験前夜:いつもより1時間程度早く寝る。
実際の試験勉強について
看護師国家資格の問題は、
基本的に「覚えたら取れる」問題ばかりです。
というのも、過去の症例や臨床のデータの蓄積が現代医療に取り入れられているために、過去のデータをどれだけ知っているかが、合格のカギとなります。
つまり、看護師国家試験には、自分で考える問題というものは、原則出題されません。(ここでいう考えるとは、未知の症例に対して、新しいアプローチを考えるということです。国家資格の試験には出題されません)
では、どのような勉強法が必要なのか。
それは、
徹底的に「論理的に考え」、かつ「優先順位をつける」ということのみです。
例えば、「手足が極端に冷たい時は、どんな症状が疑わしいか?」という場合であれば、
凍傷→「外気温に影響された可能性」
失血→「脳や心臓に血流が優先されるため」
インフルエンザ→「風邪の発熱と違い、胴体と手足に温度差がある」
などなど。さまざまな理由があります。
その中で設問に応じた、「優先順位」をつけることが大切です。
看護師国家試験は「覚えた者勝ち!」でも、論理性を持って試験に取り組めば、ホント有利になります。
実際に例題をやってみよう。
実際に出題された「出血性ショックで起こるのはどれか?」という問題で考えてみましょう。
解答は「体温の上昇・尿量の増加・血圧の低下・皮膚の紅潮」のどれかです。
正しい答えと、なぜ他の選択肢が誤りなのか。これを参考書を見ずに「論理的」に解答する癖をつけていきましょう。
ちなみに、僕が看護師試験の問題をぶっつけ本番で解いてみたところ、合格点ギリギリ手前の点数を取ることができました。専門的な知識がなくても、問題の解き方と出題者の意図がわかれば、そこそこの点数を取ることができます。
何年も、この看護師国家資格を取るために勉強されてこられた皆様であれば、絶対大丈夫です。
(関連記事/国家試験の対策は大丈夫?現役スーパー家庭教師が生徒にだけ教える、試験必勝法~コンディショニング編)
健闘をお祈りします!
《今回のコラム寄稿者》
今村 彰宏/家庭教師
生徒のみならず、両親からの信頼も絶大。そこからの口コミで生徒数を拡大。短期間で、偏差値が倍になる生徒も珍しくなく、生徒が自信をつけることで、家庭環境まで明るく変えてしまうスーパー家庭教師。
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