病院によって、地域によって、夜勤手当はビックリするぐらい違います。給与にも、モロに影響が出る夜勤手当。各病院によってどれぐらい違うのでしょうか。少し相場について、看護師専門のファイナンシャルプランナーがお伝えします。

夜勤手当は、地域によって違う?
地域の病院なんかで、すごく給与が高めな感じで求人票を載せてあるのを見たことがないでしょうか?
その高さにはいろいろと理由があるのですが、まずは夜勤手当の金額が違ったりします。
実は、ご存知の方も多いかと思いますが、夜勤手当は病院によってかなり異なります。夜勤一回あたり10000円というところもあれば、1回15000円といったところもありますし、20000円以上するところもあります。
ここまでは普通なのですが、その他にも
特殊夜勤手当等の形で月に4回以上夜勤に入れば、+10000円とか+20000円などがあったりします。
ここで気を付けないといけないのが、あくまでも夜勤を月に4回以上や5回目以上から等の条件があるということです。
特にそういった病院では、夜勤にたくさん入りたい人ももちろんいますので、思ったより給与が増えないというようなこともあります。ですので、就職前の雇用条件や求人情報の時点で、注意してみる必要があるということと、そういった病院に夜勤多めのつもりで就職した場合は、夜勤になるべく多く入りたい旨は、伝えたほうがいいかと思います。
夜勤手当の額を左右する他の要素とは?
その他にもあまり知られていないのが、
一部の公的病院や民間病院等では、夜勤手当が勤続年数やキャリアで変動したりすることなんかもあります。
どういうことかと言いますと、基本給等にある一定のパーセンテージをかけて、さらにある一定の金額を足したりするようなケースもあります。
例@基本給200,000円×4%+4,000円=12,000円
※実際はこんな簡単な計算式ではありません。あくまでも例と捉えていただけると幸いです。
これはどういうとかと言いますと、夜勤手当の基準が基本給にあるということです。
ということは、勤続年数が長くなれば昇給をしますので、夜勤手当はそれに連動して金額が上がるということです。実は、こういったことは病院側からあまりアナウンスされませんが、就業規則などを読めばしっかり記載があったりします。
その他にも病院によっては、夜勤をしない所謂「日勤常勤」の場合は、基本給が80%にダウンするところや、賞与が減ってしまうところもあります。(関連記事/給与明細って、まずはどこから見たらいいの?看護師のためのお金講座。)
看護師さんは、その時々のライフステージで働き方をうまく選択しないといけません。こういった給与の内容などは、ご自身が働かれている病院就業規則に原則記載されておりますが、実際には見る人も少ないですし、見るとなると一苦労です。
この就業規則って、つまりどういうこと?みたいなご相談も承っておりますので、お気軽にご相談くださいね。
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≪今回のコラム寄稿者≫
Ken/看護師専門FP
前職では、1000人以上の看護師の転職をサポート。
関西〜関東まで500法人以上の採用に関与し、医療機関の内部情報に精通。現在では、医療従事者専門ファイナンシャルプランナーとして活動。
仕事とお金の両面から、キャリア支援ができる業界に稀有な存在で、看護学生からの就活相談も絶えない。
スイーツが大好き、なにげに妻も看護師のアラサー。
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