病院勤めが3年‐4年と経つと、クリニックに就職したいと!と思う看護師さんは急増します。夜勤がしんどい、外来がいい、家の近くがいい、日曜日休みがいい、専門分野がいいナドナド。そこで、病院からクリニックへ転職される時の、あるあるをご紹介致します!

日勤のみ。ただし拘束時間は長い。
クリニック=日勤のようなイメージを持たれるかと思います。
確かに、病床数の関係、診療科目によっては夜勤もないので日勤帯だけでの勤務になります。ですが、病院勤務の方にとって「日勤」のイメージは17時までではないでしょうか?
しかし、
クリニックには中抜けや午後診があります。(もちろん、通し勤務を採用しているところもございます)
中抜けとは、午前診が終わって午後診が始まるまでの間の、おおよそ13時‐17時ぐらいは診察を行わない、いわば中休みみたいな時間です。その時間帯は、休憩や事務仕事をしているクリニックもあれば(家が近いと、帰る看護師さんもいますが、院内で過ごされるパターンも)最近では往診という形で院外へ診察に出かけるクリニックもございます。
午後診は、17時‐19時前後までのところも多いので、最後の患者さんが帰られるころには20時過ぎていて、片づけをすると、20時半!なんてクリニックも少なくないかと思います。
労働時間は、病院と変わりませんが、拘束時間が長くなる傾向があるのがクリニックの一つの特徴です。
クリニックは、スタッフ数が少ない。
またクリニックは『少数精鋭』という言葉で表現されます。病院のようにスタッフ数を多く抱えておりません。
看護師の数も必要最低限ですので、一人ひとりが高いスキルを求められ、即戦力のスタッフで構成されることが多いです。
サポートしてもらえる環境は、新卒で入職するような病院と比べると乏しく、自己のスキルに委ねられる部分が大きくなります。
よくあるのが、大学病院で数年勤務していて結婚を機に、クリニックへ転職したけど、採血ができず戦力にならなかった、というパターンです。(大学病院では研修医が多く、採血の経験が充分に詰めなかった、ということがよくあります)
よって『病棟しんどいから、クリニックに来た』なんて方はギャップを感じるかもしれませんね。クリニックには、そのクリニックのやり方や、しんどさもあります。
外来業務以外も、こなす必要がある。
仕事内容に関しては、看護師業務以外も担うことがあります。
例えば、掃除や物品の発注・管理など。あれ?こんなことも、私がするの?みたいなことはクリニック勤務では、よくあることです。
また勤務に関しては、
日勤が4-5日続くことが当たり前ですので、病棟で夜勤もされてた看護師さんからすると、逆にハードに感じられるケースもあります。
夜勤もしんどいけど、日勤が続くのもしんどい、ということでしょうね。
クリニックで働くメリットは?
さて、ここまでくると、クリニックへ転職するのはメリットがないのでは?と感じるかもしれません。
(関連記事/えー意外!?日本全国にある「クリニック」と「コンビニ」の数がなかなか面白いことに。)
もちろん、クリニックで勤務することもメリットはございます。
やはり、夜勤がないことは大きいと思います。これは、深夜帯での勤務がなく、生活リズムが安定しますので、体調管理がしやすいということになりますよね。
もともと、体調面で不安のある方や、妊活をお考えの方であれば、生活リズムを整えていくということは、仕事を続けるうえでも大切なことだと思います。
また、専門分野になることもキャリア上、大事なことになります。
病棟だと、色々な症状を持った患者様が入院してくると思います。クリニックになると、診療科目が決まっていますので、ある程度患者様が限られます。
1つの分野により深く関わっていけるので、専門的な知識や技術を習得できる環境だと言えるでしょう。
また病院と違い、
常にドクターが近くにいてるということもクリニック勤務での特徴です。常にドクターがいてるので、何かあった時でも安心!というお声はいただきます。(逆に、常に近くにいるから、そのドクターと合う合わないというのも、ポイントですが)
一長一短あり。自分に合った働き方を。
病院からクリニックに行くと、
・夜勤はなくなるが、日勤帯の拘束時間が長い。
・生活リズムは整いやすい。
・1つの分野を専門的に学べる。
・ドクターが常に近くにいる。
いかがでしたでしょうか?
ちなみに、過去にご紹介させていただきました簡単なクリニックの求人の例を挙げておきますね。
①28歳新婚看護師さん。
企業系病院
↓
美容クリニック(美容未経験OK、新婚さんOK)
※なんと、初年度から年収500万円以上。
※教育制度、人間関係もよく、楽しいです!とご本人から連絡あり。
(関連記事/美容クリニックの面接で飛んできた究極の2択の質問と、それに対する看護師のお見事なアドリブについて。)
②27歳新婚看護師さん。
大学病院
↓
婦人科クリニック(未経験OK、新婚さんOK)
※年収は、450万円以上。
※自分自身や友人の、妊活にも有益になり、働きながらすごく勉強になります。とご本人から連絡あり。
(関連記事/またこんな転職がしたい。新婚看護師さんにそう言わせた転職とは?)
③29歳婚約中看護師さん。
健診センター派遣
↓
眼科クリニック(未経験OK)
※年収は、350万円
※目は生活するうえで、最も日常的な機能になるので、働き出してから興味深々になりました、とご本人から連絡あり。
(関連記事/採用担当者の本音から考える、新婚看護師さんの転職レシピ。)
他にも、紹介実績、求人案件は多数ございます。
どの職場を選んでも、メリット・デメリットはあります。ですが、より多くの選択肢を検討し、選択していただければ納得した転職になるのではないかと考えております。
大阪・兵庫・京都で20代看護師の就職・転職・アルバイトならSHERPAにお任せください。
《今回のコラム寄稿者》
KAMI/SHERPAキャリアアドバイザー
呉服屋大手で、着物販売や着付けの経験をもつ
異色のキャリアアドバイザー。
特に神戸市・西宮市における医療法人とのパイプは強く、新卒~中途採用のキャリア支援を一手に担う。
休日は、銭湯や一人立ち飲みにも行く、
マイペースなアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
まずSHERPA(シェルパ)にご相談ください!
お問い合わせ