面接で大事な事は、履歴書の書き方や質問への回答の仕方だけではございません。面接の際、しっかりと“法人の色”を見極めてください。というのも、特に20代の看護師さんを求めている病院は多く、面接は「悪い意味で緩い」という所が多いのです。いわゆる“いい事しか言わない”面接が多いのです。

緩い面接に、ご用心。
面接と言えば、和やかに進む面接と、いわゆる圧迫面接(最近はほぼ聞きませんが)とがあると思います。
比較的医療機関は和やかな面接をする法人が多いのですが、
ぶっちゃけた話…緩すぎる!と思う事も多々あります。(看護師配置基準などで切羽詰まっている等事情もあるかと思いますが)
正直なところ履歴書をしっかり書いて提出することができれば合格になるのでは⁉と思ってしまうような法人も多いのが現実です。
(関連記事/ストップを意識して、グッと内定を引き寄せる!看護師がなかなかできない、面接における腹8分目の極意。)
そのなかで、先日、
「良いところよりも悪いところをいっぱい伝えておきますね。」という一言で面接が始まる法人様がありました。
珍しい入り方だなと感じたのと、言っちゃって良いんですか?という想いで少しドキドキ。
現状の問題点・スタッフの抱える悩み・病院としての方向性・ここの病院ではこれはできない、など事細かくお話をしていただきました。
看護師さんに来てもらいたい!という想いから、良いところだけが伝わるような面接になるところが圧倒的に多いのですが、こちらの法人様は真逆でした。
面接後、法人様に面接の意図をお伺いしたのですが、それがとても誠実な理由でした。
問題点を最初に共有してくれる面接。
『実は昔はこんな面接はしてなかったんですよね。来ていただくのであれば、良し悪し理解したうえで、長く働いてほしい。正直なところどんな仕事も良いところばっかりはないと思うので(笑)。昔は良い事ばっかり話しててよく看護師さん入職してくれてたんですけど、結構ギャップがあったのかやめる人が多くて。来てもらってもすぐ辞められたら困るでしょ?それやったら面接で全部言って辞退してくれても良いし、それでもOKって言ってくれる人やったら、むしろ嬉しいしね!』と、笑いながらお答えいただきました。
面接の際に、良いところばかりに注目して聞いてしまう事が多いですが、実際長く働いていく事を考えると悪いところもしっかりと抑えて納得して入職してもらう方が良いという法人様でした。
SHERPAでは、良いところばかりではなく今抱えている法人の問題点や、転職する際のリスクやデメリットを案件ごとに求職者様と共有することにこだわっています。(関連記事/病棟勤務から、クリニックへ転職した看護師が感じるメリット・デメリット。)
それは入職して思ってたのと違う!となってしまうのが、もったいないからです。
職歴はできるだけ少ないほうが良いわけですし、評価されるのが日本です。
入職後にすぐに転職したい!なんて思ってしまうのは残念なことですし、何より簡単に防ぐことができることだと思います。
・自分にはどんな職場が合っているのか。
・色んな求人を見てるうちに、目移りして自分の優先順位がわからなくなってきた。
・今後、看護師を続けていくかどうかも考えたい。
・結婚の予定があり、引っ越しや結婚式の関係で、どのタイミングで転職するか迷う。
・産休育休がちゃんと使える職場がいい。ナドナド。
長期的に勤務することをお考えの看護師さんは、是非一度ご相談ください。
大阪・兵庫・京都で20代の看護師の就職、転職、アルバイトならSHERPAにお任せください。
《今回のコラム寄稿者》
KAMI/SHERPAキャリアアドバイザー
呉服屋大手で、着物販売や着付けの経験をもつ
異色のキャリアアドバイザー。
特に神戸市・西宮市における医療法人とのパイプは強く、新卒~中途採用のキャリア支援を一手に担う。
休日は、銭湯や一人立ち飲みにも行く、
マイペースなアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
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