「3年病院で勤めたし、そろそろ…」「なんか良い求人ないかな?」などなど、20代の看護師さんの多くは一度ぐらい転職を考えたことがあるはず。どうせ転職するなら、今よりいい職場や多くの収入を得たいと思うものですよね。その給料に大きな影響を及ぼすのが【職歴】です。実は、同じ病院で3年勤務していても、かなり転職先での給与が変わる可能性があるのですが・・・
同じ病院で3年勤めたAさんとBさん。
Aさんは病院の救急外来で勤務し、
Bさんは病棟で勤務。
大きな違いは、配属先というだけの二人が、同じ病院に転職し数か月経った頃、「ぶっちゃけたお話」になり、お互いの給料のお話に。
なんと、Bさんは、Aさんよりも数万円多く収入を得ていたのです!
もちろん、
Aさんは落胆…。
同じ看護師歴でここまで差が出るとは思っていなかったそうです。
給与を決める法人規定の存在。
でも、実はこのケース珍しくないんです!
もちろん法人によってばらつきはありますが、
・病棟やオペ室・ICUの経験のみ職歴に臨床経験として、カウントする。
・外来や個人クリニック、美容クリニックでの経験は臨床経験として、カウントしない。
など、臨床経験を判断する基準が違います。
お二人が転職した病院は、
救急外来の経験を臨床経験として加算しない病院でした。
その結果お給料面で
Aさんと
Bさんに大きな違いが出たということです。
石の上にも3年。
次の転職先がどのような基準で給与を設定しているのかは、なかなか求人票からは読み取れない部分です。
Aさん達が転職をする前に一度ご相談に来ていただいていれば説明できたのに…という想いでいっぱいになりました。
病院の経験というよりも【病院の病棟・外来での経験】で大きく給与が変わる法人があります。
また今後どのような病院・クリニック・施設に行くかで将来の看護師像が変わってきます。(関連記事/近くを見るのか、遠くを見るのか。看護師の転職に大事なのはピントでございます!)
将来的に訪問看護や施設での勤務をしていこう!と思う方であれば、外来よりも病棟での勤務をお勧めします。
(関連記事/病棟看護師が、訪問看護師に変わる瞬間。)
訪問看護であれば臨床経験が
3年以上ある人が好ましいというお話をよく人事担当の方からお伺いしますし、逆に経験が浅いからこそ、ベースから一緒にやっていきましょう!という親身な訪問看護ステーション様もあります。
施設に関しても、外来やクリニックでの勤務が長い人より、病棟経験が多く特に外科関係より内科関係に強い方が好まれる傾向があります。
大学病院で
10年働いていた人より、民間病院で
10年働いている人が欲しい。なんて法人もあります。
とはいえ、外来経験が豊富な看護師さんは患者さんの数が多いクリニックからは大人気ですし、救急外来経験のある看護師さんはどの急性期病院からも本当にお声がかかります。
自分の経歴を十二分に評価してくれる法人に転職するもよし。
将来やりたいことに向かって、今を変える転職にするもよし。
この転職が、将来的にどのような結果をもたらすか。
そこまで考えた転職活動を一緒にしていきましょう。
(関連記事/信頼できるキャリアアドバイザーは、あなたの隣にいますか?)
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《今回のコラム寄稿者》
KAMI/SHERPAキャリアアドバイザー
呉服屋大手で、着物販売や着付けの経験をもつ
異色のキャリアアドバイザー。
特に神戸市・西宮市における医療法人とのパイプは強く、新卒~中途採用のキャリア支援を一手に担う。
休日は、銭湯や一人立ち飲みにも行く、
マイペースなアラサー。
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