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問われるタイムマネジメント能力。

面接の場以外でも、プライベートな約束なんかに遅刻をしてきた知人・友人・親族なんかがよく使いませんか？

 

『ちょっとバタバタしてて・・・』

 

日常生活を送っていると、非常によく聞く言葉かと思いますが、個人的にはいつも違和感を感じております。

 

『バタバタとは、具体的には？』と。

 

大抵の人は、具体的には答えることができないと思いますし、その説明によって相手の納得を引き出すことはできないかと思います。（笑）

 

いろんなことがあって結局自分の思う通りにスムーズに行かなくて、それでこうなっちゃいました！ということを、『バタバタしてて』という言葉で便利に片付けるのが、本当に定着しつつありますよね。（関連記事/早期退職をする人、転職を繰り返す人はベクトルに問題あり？）

 

実は、こういった文言が採用面接の現場でも、（しっかりとした法人であればあるほど）言葉のニュアンスなどに含まれる求職者の性格として評価対象になっていることがあります。（ひと昔前までは、病院は緩い面接をするところも多かったですが、一般企業のように厳しくなっているところが確実に増えてきております）

バタバタしてる時にどうするのか？

例えば、病院や介護施設、保育園を考えてみた時に、「現場に人が余っていて、全然バタバタしていない。全然忙しくもないけど、給与もたくさん払っているので、人が辞めないんだよ」っていう職場があると思いますか？（そういった職場を求めて転職活動されている方も多いですが）

 

あったとしても、求人はネットで出ないでしょうね。特に転職サイトには掲載されません。（関連記事/看護師の転職サイトにおける、おとり広告、ダミー求人について一言、二言。）

 

多くの現場では、程度の差こそあれ、忙しかったり、人手不足だったり、余裕がなかったり、こんな仕事をこなしてれくれる専門的な経験を有する人材がいたらいいのに、と問題を抱えていることが多いです。

 

なので、そういった現場の人事担当者が、面接に来た求職者から退職理由として『ちょっと現場がバタバタしてまして・・・』とか『人手不足で業務の負担が重くなってきて・・・』と言われると正直、不安になります。

 

なぜなら、バタバタした時に個人としてどういった改善、行動ができるのか。人手不足になった時に、どこまで踏ん張れる人なのか。そういったことが、本質的には問われるからです。

改善・行動できる人は強い。

問題に直面した時に、当事者意識を持ち、しっかりと解決策を自分の頭で考え、行動できるかどうか。

 

こういった学習能力の高い人材が今後ますます求められることは必至になります。介護や医療の現場でも、AIやらロボットやらが導入されてきたら単純作業に関してはすべて代替されるでしょう。

 

ほんの数年後の話かもしれません。

 

特に、30-40代で転職を何度か経験されているような求職者様であれば、ご自身が積み重ねて来た経験や職歴が、安易に伝えた言葉のニュアンスなどでマイナス評価になってしまうのは、非常に残念なことだと思います。せっかく積み重ねて来た経験です。しっかりとプラスになるよう、伝えてもらいたいと思います。

 

転職を検討されている場合や、すでに採用面接や見学などが決まっている場合は、面接対策などもしっかりとやったうえで、当日を迎えましょう。（関連記事/実は、面接で不採用になる看護師が増えている!?その内定を、左右するのは面接対策だ！）

 

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≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント

自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。