面接で退職理由を聞かれたら、正直にパワハラのことは言った方がいいと思いますか?と、転職を検討されている看護師様や、知人友人から同内容の相談があったので、その時に回答した内容をシェア致します。
パワハラの定義とは?
転職の相談だけではなく、普段世間話をしていても『あれはパワハラだ!セクハラだ!』みたいなことはよくあるかと思いますが、そもそものパワハラの定義はご存知でしょうか?
定義に関しては、厚生労働省からアップされていますので、そちらを確認いただくとして、その定義にしっかりと該当する場合がパワハラだと認定されるケースと考えることができます。
(参照/パワーハラスメントの定義について-厚生労働省)
ハラスメントをした方がそんなつもりじゃなかったとしても、された方がハラスメントだと思って傷ついているケースもありますし、やっている方がハラスメントだと認識しているが、された方がなんとも思っていないケースもありますから、難しいケースも多々あるかと思いますが、『そもそもアイツのあの行動ってパワハラ?セクハラ?』と思うことがあれば、一度定義を確認してみるのがいいかもしれませんね。
採用担当者の立場になって考える。
さて、タイトルにあるように退職理由はパワハラで〜と言うべきかどうかについてですが、ここはケースバイケースという感じでしょうか。
(関連記事/「以前の職場はバタバタしてて・・・」が退職理由として禁句な理由。)
そもそも、
定義に該当しないようであれば、いくら本人がパワハラだ!言っても、「ただの過敏な人、クレーマー気質の人、」と評価される可能性が出てきます。
採用担当者としても、もちろん自社の職場内でパワハラ、セクハラがないと信じていると思いますが、入職する前から、ハラスメントに関して過敏、過剰な人はできるだけ避けたい、と考えるのもなんとなくわかる気がします。
ましてや、客観的に見てハラスメントに該当しないことが退職理由となれば、そもそも何か別に理由で退職理由があったんじゃないか?とか、色々とリスクに感じることもあると思います。
(関連記事/採用担当者の本音から考える、新婚看護師さんの転職レシピ。)
とはいえ、定義にガッツリと抵触するようなパワハラだったとしても、それを面接の場でご本人が声を大にして言うのもご本人にとって大きなプラスになることはないので、SHERPAが間に入っている場合などであれば、採用担当者にはしっかりと事前に共有させていただくなど、対応を取らせていただく形になるかと思います。
主観だけではなく、客観的にもしっかりチェック。
もちろん、
パワハラ・セクハラというのはあってはならないことですので、精神的肉体的苦痛を感じているのであれば、お早めに信頼できるご家族や知人友人にご相談されるか、SHERPAまでご相談いただければと思います。
転職する際には、
ハラスメント関係が問題になっているパターンもあれば、残業の慢性化や残業代の未払い、また家庭内の問題(離婚、DV、借金、介護など)など様々な問題が生じて今の職場を変えざるを得ない、という求職者も少なくありません。
(関連記事/看護師が離婚すると、自分の預金を失うリスクが!?弁護士が教える看護師の離婚money(財産分与))
そういった場合には、顧問弁護士の指導のもと、法的観点からもしっかりとサポートができるのがSHERPAの強みでございます。
(お知らせ/グロース法律事務所との顧問契約について。)
キャリアに迷った際は、ぜひSHEPRAまでご相談ください。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
まずSHERPA(シェルパ)にご相談ください!
お問い合わせ