縁故採用、いわゆるコネでの就職です。友人が勤務している職場からの勧誘、知り合いのドクターからの引き抜き、ナドナド。看護師の世界では大きなツールとなるのが、この縁故採用。さて、その縁故採用の「旨味」と「落とし穴」についてですが・・・

確かに話は早いが・・・
縁故採用の旨味として、第一に内定が出やすいということが挙げられるでしょう。
一般的な採用面接では、履歴書や職務経歴書、面接でのやりとりの中で、応募者である看護師がどんな人物なのか、職場にフィットする人材なのか、中長期勤務する人材なのかどうかを、総合的に判断します。
面接の数分の中では、得られる情報は決してお互い多くないでしょうから、事前にコネを経由して、どんな人物かどうか、どんな職場かどうかが共有できれば情報の非対称性を少なくすることができる、というのは縁故採用のメリットでしょう。
法人からすると、面接のみでしか情報を得ることができなかった看護師Aさんと、面接+仲介者からの情報を得ている看護師Bさんでは、内定を出しやすいのは後者であるのは想像しやすいかと思います。
では、応募者の旨味はなんでしょうか?
面接の雰囲気は和やか、内定は出やすい、だれだれの紹介ということで入職後も人間関係の構築は比較的スムーズかもしれませんね。
では、落とし穴はどこに?
縁故採用の呪縛。
実際に、アナタにとって大事なことは内定をもらうことよりも、職場で快適に働き続ける、ということではないでしょうか?
縁故採用では、
意外なことに人間関係に苦しむ、というケースが非常に多いのです。(関連記事/忙しい現場って、だいたい人間関係って良くないの?)
実は、縁故採用では法人側は応募者の情報を手にする時に、ある種のバイアスがかかります。ゆえに期待値が膨らむのです。特に紹介者の方が、その職場でバリバリと活躍されてる方であれば尚更でしょう。そんな中、ちょっとしたミスでも続けばどうでしょう?
『〇〇さんの紹介のあの人、またミスしたらしいよ・・・』
『〇〇さんは、できる人なんだけどな・・・』など背筋も凍るような陰口を叩かれることも可能性としては考えられるのではないでしょうか。
早く仕事が決まるのは良い事ですが、紹介者の顔を立てながら仕事を続けないといけない。
これは、本来なら、抱えなくてもよいストレスですよね。(関連記事/イライラする人、もしかしたら腸内環境が原因かも!?)
しかも、
新たに勉強したい分野を見つけたり、職場環境が嫌で辞めたいとなった時も「紹介者の顔」がネックとなり、新たな一歩を踏み出しにくくなる、というのは身近な友人や親族でも経験があるのではないでしょうか?
もし、縁故採用ではなく、フラットな形でより深い情報を収集しながら、自分に合った職場を探していきたいという看護師様は、お気軽にSHERPAまでご相談くださいませ。一緒に、キャリアについて考えましょう!
大阪・兵庫・京都で20代看護師の就職・転職・アルバイトならSHERPAにお任せください。
《今回のコラム寄稿者》
KAMI/SHERPAキャリアアドバイザー
呉服屋大手で、着物販売や着付けの経験をもつ
異色のキャリアアドバイザー。
特に神戸市・西宮市における医療法人とのパイプは強く、新卒~中途採用のキャリア支援を一手に担う。
休日は、銭湯や一人立ち飲みにも行く、
マイペースなアラサー。
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