看護師の皆様。女性は結婚、出産と環境の変化が伴いますよね。その中で、ゆくゆくは結婚や出産を考えている、結婚を機に妊活をするために転職を考えている等、それぞれの思いがあるかと思います。そんなご自身の人生設計を考える中で、女性にとって大切な・・
妊娠に最も適しているのは、20代前半。
女性の妊娠率は、25歳未満は45%。25歳を過ぎると徐々に下降し、35歳以降では急激に下がります。そして、40歳以上になりますと、妊娠率はわずか5%以下に!
わずか5%になってしまうんです。
芸能ニュースなどで、40代の芸能人の方の出産ニュースを見ることもあるかと思います。
いち視聴者としては「40代で妊娠・出産すごい!」と思うぐらいでしたが、胎教アドバイザーとしては、それはホントに奇跡的な確率だ・・と思うのです。
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では、なぜ加齢とともに妊娠率は下がってしまうのでしょうか?
卵子の老化というシビアな現実。
加齢に伴い、妊娠率が下がる理由のひとつに卵子の老化があります。卵子は、男性の精子のように常に新しく作られ続けているわけではないのです。
私たち(女性)が胎児の頃に、卵子のもととなる原子細胞ができ、卵子の数が決まります。
つまり、卵子の年齢は実年齢+1歳。
そして、年齢を重ねるとともに卵子の数も減少していき、思春期には約20‐30万個。閉経を迎えるころには、約1000個になるのです。
卵子は、女性が年齢を重ねるよりも、倍のスピードで年をとっています。
※人間の寿命は80‐90歳ですが、卵子の活動寿命が40年前後と考えると、卵子の方が成長や衰退が早いと考えることができます。
卵子が歳をとると、卵巣で十分成熟しないままは排卵をしたり、染色体異常を起こす可能性も。妊娠をして流産や胎児の染色体異常などを引き起こす可能性が高くなります。
30歳で妊娠した卵子は、31歳。
見た目は、1歳の差。
しかし、
いくら見た目が若々しくても、1歳の差がつく間に、確実に老化し、減少するのが卵子です。
知ったうえで、どう人生設計するか。
今、女性の生き方も多様化していて、もはや結婚適齢期とかいう言葉もあまり聞かなくなってきましたよね。
生き方が自由に選択できる時代だからこそ、妊娠しやすい期間の本当の現実を受け止め、それを知ったうえで今一度、こどもが欲しい看護師さんや、結婚を機に転職を考えている看護師さん。
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「わたしはこうなりたい」「わたしはこんな風に年齢を重ねていきたい」と自分の人生設計を立てたうえで、無理なく働ける職場選びをしてくださいね。
≪今回のコラム寄稿者≫
久保 佳央里/胎教アドバイザー
現在、全国に71名しかいない胎教アドバイザー。
健やかな赤ちゃんを迎え入れる心と身体作りについて
食・心・水の大切さを発信中。
ほっこり、笑顔になる。をコンセプトに
イラストレーターとしても活動中。
甘いものに目がなく、カフェ巡りとヨガが大好きなアラサー女子。
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