4月になって、環境が新しくなった人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。私は看護師様だけではなく、保育士様の担当をさせていただくことも多いのですが、昨年担当させていただいた保育士様のほとんどが、4月1日から新しい職場で勤務をされています。自分が抱えた不安と、新たな気づきを・・

環境が変わるのは自分だけではない。
新しい職場で、何かお困りのことはないか。転職してよかった!と思っていただける環境か。と、転職・就職支援をさせていただいた求職者様のことが気になっている毎日なのですが、4月から新しい環境になったのは、担当させていただいた求職者様だけでなく、私の3歳の息子もなのです。
実は、私の息子は昨年の10月から企業主導型の小規模保育園に通っていたのですが、年齢的に3月末で卒園したので、この4月からは公立の保育園で、園児が100名以上いる所に通う事になりました。
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初めて行く場所で、知っている人のいない中で、大丈夫なのか?と不安に思っていた私をよそに、1・2日目は元気に登園していく息子。
しかし、3日目からは登園時や、教室に入ったあたりから大号泣し、離れるのを嫌がるようになってしまいました。
小規模園に通い始めた時も、1ヶ月ほどは大泣きしていたので覚悟はしていましたが、その頃よりも言葉を多く話せるようになっている分、聞いていて辛くなりました。
寝る前に『明日はえんえん(泣くこと)しないよ~!』と言い、家を出る時は『今日も一日頑張ろか~!』と意気込んではいるものの、園に着くと『お家帰りたい!』『母ちゃん、行ったらあかん!』と泣く日々。
そんな息子に、
なんと声をかけるべきなのか、迷っていました。
つらい時、どんな言葉をかけるべきか。
『みんな頑張ってるし、頑張ろう!』
『お仕事やからしょうがないやろ。』
『夕方には迎えにくるからそれまで頑張り!』
心の中で思っていても言葉にできず、どの言葉をチョイスすればいいのかわからず、『そうやなー、わかってるで。』と受け止めることしかできませんでした。
新しい園に通い始めて、10日程たった頃。
その日も園に行くまでは気合十分だったのですが、園に着くと下唇を出して泣くのをこらえていました。
教室で用意が終わる頃にはポロポロと泣き始め、『頑張れない・・・。』とポツリ。
その言葉を聞いて、自然と私の口から出たのは、『頑張らんでええんやで、十分や!楽しい事、一つでも見つけて母ちゃんに教えて!』という言葉でした。
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その言葉を出した瞬間に、心の中がスッとしました。
無理はしなくていい、といい。
『頑張らなくていい』という言葉は前向きではなく、あまりいいイメージはないけれど、今の息子にはピッタリだと思えたのです。
甘やかしすぎかもしれませんが、明日は泣かない!と
意気込んでいる姿をみて、本人は頑張ろうとしているし、やる気はあると感じていたのです。
『頑張らなくていい。』と言う私に、年配の保育者の方には『そのお母さんの心の余裕が大切ですよ!本人のペースでゆっくりね!』と言ってくださいました。
大人になっても、新しいことを始める時や環境の変化は、楽しい事ばかりではないと思います。
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何かを必死に頑張っている方や自分に対して、『頑張らなくていい』という言葉をかけられる余裕も時には大事なのだと息子から学び、やっと息子も泣かずに登園してくれるようになってきました。
GW明けは、また泣きそうな予感もするのでその時は、『頑張らんでええで』と言える自分でいたいと思います。令和になることですし、しっかりとしないといけないですもんね。(笑)
《今回のコラムの寄稿者》
KANA/SHERPAキャリアアドバイザー
美容室・アパレル・専業主婦からのSHERPAへ。
「売り込みや営業はできないけど、
人と話すことは好き!」をベースに、
求職者・法人を問わず、リピーターを急拡大する
会話の名キャッチボーラー。
ストレスが溜まった時は、ジャルジャルのコントを
自らに処方するcuteなアラサー。
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