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お金 - UPDATE 2019/09/10

社会保障と福利厚生の違いってなに?

求職者様と求人についての話をしているときに、よくいただく質問が、社会保障(社会保険)と福利厚生。これ、しっかりと整理して理解されている方が少なくて、ほとんどの方が混同されています。ものすごく、ザックリ言いますと・・・


社会保障とは・・・


ざっくりとイメージしてもらうと、社会保障(社会保険)とは法的に決められていて、会社ごとに違う!ということはありません。

 

たとえば、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、などがどこに就職しても加入対象になる社会保障かと思いますが(クリニックなど個人事業主だと医師国保になったり例外はありますが、一旦はここでは割愛)、これは会社によって、金額や保証内容が全然違う!ということはありません。

 

毎月の給与から差し引かれる金額としても、最も大きいものが健康保険・厚生年金になるかと思いますが、ここは標準報酬月額という形で区分が予め定められており、毎月の給与がいくらなのかによって、金額も決まっています。(全国健康保険協会 協会けんぽ/標準報酬月額・標準賞与額とは?

 

ちなみに、出産手当金(出産前6週間前(42日前)から出産後8週間(56日)までの間、欠勤1日あたりに対して、健康保険から賃金の2/3相当額が支給されます。)については、健康保険に加入している人が対象となりますが、毎月の給与から半分は自分が払っているものになります。よって、うちの職場は産休が使えないんです・・・とかは、あってはならないことです。(関連記事/産休・育休をもっとラフに。

 

雇用保険も同じように毎月の給与に、定められた料率をかけて金額については決まっているものです。(厚生労働省/雇用保険料率について

 

労災保険に関しては、労働者には自己負担額がなく、事業主が全額負担で強制加入という形になっております。(厚生労働省/労働保険について)※雇用保険・労災保険を合わせて労働保険といいます。

 

と、色々と健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険などが出てきました。

 

よく、言われるのが「社会保険をちゃんとつけてくれるところ」とか「社会保証をしっかりとしてくれるところ」というワードですが、普通に働いてたら、社会保険はついてきて法的に当たり前なんです。(笑)

 

事業主のサジ加減で決まるということは基本的にありません。(もちろん、勤務日数や勤務時間が少なくて微妙なラインになってくる時は、サジ加減が出てくる時もありますが)


福利厚生とは・・・


上記の社会保障とは反対に、福利厚生とは、その会社ごとに独自に定めているサービスといっても過言ではないかと思います。

 

たとえば、エクシブなどの高級リゾートホテルなどの関連保養所として無料で使えるとか、激安で利用できるとか。

 

有給休暇とは別に、連休制度やアニバーサリー休暇があったり、読書購入の補助があったり、職場内でカフェテリア制度があり、ドリンクやお菓子が食べ放題になっていたり・・・etc

 

こちらは、快適な職場になるよう会社がオリジナルで導入しているものと考えるとイメージしやすいかと思います。

 

例えば、退職金制度というのも、労働者に対して必ず導入しなさい、というものではありませんので、労働者本人と掛け金を折半しながら積み立てていくタイプのものもあれば、労働者本人には負担ナシで積み立てていく退職金制度などもありますし、これも福利厚生の一環と考えることができます。(関連記事/退職金が少ないとわかったから、転職したいと相談あった看護師さんとのお話。


整理したうえで、キャリアプランを考える。


よく混同される社会保障と福利厚生ですが、いかがでしたでしょうか。(関連記事/給与明細って、まずはどこから見たらいいの?看護師のためのお金講座。

 

福利厚生面を見れば、ある程度その会社、病院、介護施設が職員や職場に対してどのようなスタンスを取っている組織なのかどうかがわかりますし、経営的に余裕があるかどうかについての指標にもなるかもしれません。

 

ある程度、利益が出ていたり、長い間安定している法人ほど福利厚生については充実している傾向が強いかと思います。(これは職員の満足度をあげよう!という狙いもありますが、節税対策のメリットも考えられます)

 

福利厚生が充実しているところを希望するのか。

 

それともスキルや自分のやりたい分野などに進めるところを希望するのか。

 

優先順位を自分の中で決めていきながら、キャリアをデザインしてもらえたらと思います。(関連記事/もっと素晴らしいはずの自分を探すための転職。

 

 

≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント


自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。

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