世界中で深刻な影響が出ている新型コロナウイルス。現在、派遣で勤務している人にとっても影響が出ていますが、タイミングとしては5月〜6月が派遣切りのピークとなりそうです。そこから収束に向かうのか、それともまだまだ厳しい谷が続くのか。

現在の契約の更新月。
派遣で仕事をしている人ならおわかりだと思いますが、
通常の場合は2-3ヶ月のスパンで契約を更新していく形になります。
現在、世界中でコロナウイルスによって実経済に影響が出ていますが、
日本国内で感染者が増えてきたり、ライブイベントやスポーツイベントが中止になり、いよいよオリンピックの中止まで検討され、それが決まったのは2-3月のこと。
その時はまだ仕事にそこまでの影響は出ていなかったけども、緊急事態宣言が4月7日に発令され、主要の7都道府県で、飲食業やサービス業を中心とした業界に自粛要請が出ました。
この
緊急事態宣言がキッカケとなり一気に仕事がなくなる、ストップする、ということが表面化しました。
派遣の場合は現在の契約があったとしても、
派遣先から派遣元に対して契約期間が来たタイミングで契約が打ち切りになる可能性が非常に高いので、仕事がなくなるのは、その契約が本格的に打ち切りになりだしてから、、、と考えることができます。
その更新のタイミングが5月〜6月になる企業が多いようです。
要は、なんとかギリギリの状況で仕事を続けていたけど、ストップせざるを得ない、という判断になったのが4月頃。次の更新は考えていないとなるため、5-6月以降は、仕事がなくなる可能性が高い、、ということです。
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医療福祉関係の派遣の場合は、仕事をストップする数はそこまで多くはなさそうですが、飲食関係、イベント関係、携帯販売、製造業、広告業、観光業、美容業、ホテル宿泊業などについては、多くの失業・倒産の懸念がされています。
夏以降の見通し。
飲食、学校、塾、美容、航空、鉄道、ホテル、旅行、バス、タクシー、映画館、イベント、など多くの業界に一気に影を落としたコロナウイルスの影響。
こういった業界で経済活動が冷え込むことから、関連する広告業も冷え込み、その影響はいつ収束するのか計り知れません。
海外のロックダウンした都市と、ロックダウンせず通常運転を再開している都市の事例なんかも見ながら、日本の政府が5月のゴールデンウィークまでを設定している緊急事態宣言を解除するのか、延長するのか。その決断によっても、今後の求人であったり、生活そのものが変わってくるかと思います。
なので、
まず緊急事態宣言がどうなるか。延長なのか、解除なのか。ここが注目ポイントです。
もともと内定が出ていた方も、緊急事態宣言が延長となり、自粛モードがまだまだ続けば、職場に行くことも難しい状況かもしれませんしね。あとは見守るしかありません。
何ができるか。
まずは、不要不急の外出を控え、緊急事態宣言が終わるまでは自宅待機するしかなさそうです。
給付金が30万円もらえるのか、10万円なのか、誰がもらえるのか、そしていつもらえるのか、ということで国会で2転3転しておりますが、あまり大きなアテにせず、節約をしながら自分や家族を大切にしながら、状況を見守るしかなさそうです。
そして、失業になりそうな方は失業保険の手続きをしたり求人を探したり。経営者の方は助成金や補助金の確認をしたり、融資についての相談をしたり。
弊社では既にリモートワークに切り替えておりますので、電話・メールによる転職相談については随時承っております。求人については、幸いにも医療福祉の業界はコロナの影響をそこまで受けておりませんので、無資格から、このタイミングを機にスタートしたいのですが、、、という相談もございます。
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病院や介護施設、保育園なども、その法人様によっては面接見学などは見合わせているところもありますが、厳戒態勢の中、採用活動は継続しているところも多くあります。※医療福祉が止まったら、困る人多いですからね。
afterコロナとか、withコロナなんて、キーワードが出てきていますが、感染リスクを最小限に抑えながら、自粛モードを可能なかぎり最大限にしていかないと、このままだと光が見えて来ない気も。
ということで、派遣で仕事をしているけど、そろそろ仕事がなくなるかもしれない、、、という方はお早めにご相談ください。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
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