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お仕事 - UPDATE 2017/10/17

救急指定のある病院。レベルを理解すれば転職失敗のリスクも減らせるかも!?

看護師さんの転職相談やアルバイトの相談に乗っていると、『療養は嫌で、救急取ってるところがいい。でもあんまり忙しくないところ』というフワッとした答えが返ってくることが多いです。ところで、救急にも、細かくレベルがあるのですが・・・


そもそも救急指定病院とは?


救急指定病院は、各都道府県が告示して指定している病院を指し、消防法第2条9項/1964年の『救急指定病院等を定める省令(昭和39年2月20日厚生省第8号)』に基づいています。

 

指定要件としては、以下の4点が挙げられています。

①救急医療において、相当の知識及び経験を有する医師が常時診療に従事していること。

②エックス線装置、心電計、輸血及び輸血のための設備・その他救急医療を行うために必要な施設及び設備を有すること。

③救急隊による傷病者の搬送に容易な場所に所在し、かつ、傷病者の搬入に適した構造設備を有すること。

④救急医療を要する傷病者のための専用病床または当該傷病者のために、優先的に使用される病床を有すること。

 

以上の要件を満たす医療機関が、救急指定病院として指定されています。

さて、救急指定の中には、1次・2次・3次とありますが、これがどのように違うか。

またその違いが、看護師さんの働き方にどのような違いをもたらすのか。

これをザックリとだけイメージしていきましょう!


1次救急指定病院とは?


症状や緊急性が低く、入院治療を必要とせず、外来で対応できる帰宅可能な患者に対応する救急医療。

 

各都道府県に数カ所ずつ設置されている「休日夜間急患センター」「救急(休日)歯科診療室」の他、その日に当番となっている当番病院や、当番診療所が対応することになっています。

 

例えば、風邪であったり、転倒などによる軽いケガをイメージしてもらえばわかりやすいでしょう。

 

基本的には、外来で対応するので病棟で勤務する多く看護師さんには影響が少ないです。(外来のヘルプとかは考えられますが)

 

1次救急指定の病院では、月間の救急搬送の件数も10件以内に収まることも多く、救急指定になっていることに起因する忙しさは、過度に心配することもないでしょう。(関連記事/転職サイトを見てるだけではわからない?ワケあって看護師に、という方は必見の求人について。

※また平均在院日数が1週間を切る急性期病院だけど、救急指定がなく残業もほぼなし。年収は500万前後!というような病院もございます。詳細はお問い合わせまで!


2次救急指定病院とは?


症状や緊急性が、中程度であり、場合によっては入院治療や手術を必要とする重症患者に対応する救急医療。

 

いくつかの当番病院が、当番日を決めて救急対応を行うことになっています。

 

通常は、入院や手術を必要として救急車で搬送されるのは、この2次救急指定病院で、24時間体制になっています。

 

1次救急指定病院と違い、急な入院もあり、『17時に帰るつもりがだったのに、ドタバタして2時間残業になっちゃったよー!』みたいなことが、よく起こり得るのが2次救急指定病院です。

 

病床稼働率などの問題で、入退院の入れ替わりも多く、ドタバタしやすい構造になるため各病院では、申し送りの方法であったり、残業する組と残業しない組を事前に決めておく等、効率的な体制を整えている病院があります。


3次救急指定病院とは?


症状が重く、緊急性が高く、2次救急指定病院でも対応できない重症疾患や外傷に対応する救急医療。

 

救命救急センターや、高度救命救急センター、一部の大学病院が対応します。

 

医療ドラマのコードブルーであったり、救命病棟24時などをイメージしてもらればわかりやすいかもしれませんね。(こういったドラマが放送されてるときは、3次救急に行きたいとなる看護師さんがやはり増えます。テレビの影響力はすごいですね!)

 

3次救急は、生死の境を脱するための治療を素早く行う高度な診療機能を有し、厚生労働大臣が定める医療機関です。

 

こちらでも、やはり、いつどんな患者が運び込まれるかわかりませんので、ドタバタするのは必至でしょう。

 

いかに組織として、チームとして、効率的に機能しているかどうかが働きやすさに関わってきます。

 

専門的なスキルであったり、体力面も相当な覚悟が必要ですが、高度なスキルをもったドクターや、看護師も多く在籍しているために、水が合う人はずっと継続勤務しているという方も少なくないようです。


自分の状況やスキルに合った働き方を!


なんとなくイメージできましたでしょうか?

 

今までは急性期病院・慢性期(療養)病院という切り口のみで病院をジャッジしていた看護師さんもおられたかもしれませんが、急性期病院の中でも各々レベルや役割が異なります。

 

どれが正解というのはありませんので、ご自身のスキルや経験、あるいはプライベートの時間や、家庭状況などの優先順位を十分考えたうえで、進路を選択してもらえれば良いかと思います。

 

もし、客観的にご自身の経験やスキル、希望や条件。そういったものを整理し、自分にあった働き方をできそうな候補を相談しながら決めていきたいな、ということでありましたら、是非お気軽にご相談くださいませ。(募集の有無や、採用基準などもお問い合わせください)

 

決まりきった求人からではなく、アナタの話をじっくり聴くことからスタートし、完全オーダーメイドのキャリア支援をお約束します。(関連記事/看護師の転職サイトなのに、求人が載ってないのは何故?

 

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≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント


自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。

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