百回聞いたことよりも、自分で一回見た方が良い。まさに看護師の転職にも言えることで、ネットで求人サイト見たり、口コミで評判を調べたりするよりも、一度ご自身で病院や施設を直接見られたほうが、得るものが多い。これは間違いないです。過去にあった事例で言いますと・・・
信憑性が不明なネットの情報。
以前、SHERPAで転職をサポートさせていただきました50代准看護師様から、20代の実娘様をご紹介いただくことがありました。
もともと、アパレル業界で勤務されていたとのことですが、介護福祉業界への転職を検討されており、相談に乗ってほしいということでした。
無資格未経験であったことから、受け入れ先も限られており、ご本人のご経歴などもすべて考慮したうえで、面接・採用をしたいという法人様が1件ありました。
ご本人、または法人にとっての事情も考慮し、面接や見学を経て、即内定というわけではなく、
1日職場体験をしてみてから決めてはどうか?という提案までいただけた法人様でした。
しかし、
ご本人がネットでそちらの施設の情報を調べると、悪い評判がズラリ。
人間関係が悪いとか、定着率が悪いとか、ブラックだとか、まあ散々。
完全に意気消沈してしまいそうになっていたのですが、実際にはそこまでの悪い評判を受けるような職場ではないことをしっかりとご本人にお伝えしたうえで、面接へ。そして、1日体験も済ませて、無事に内定が出て働き出すと・・・
実際は、逆パターンが多い⁉
勤務が始まってフォローをしてみると、
『ネットに書かれてるようなことは全然ありませんでした!色々と親切に教えてくれる先輩も多くて、すごい楽しく仕事してます!』とお返事があり、ホッとしたのを覚えています。
例えばですが、
上記とは反対に一般の求人サイトなどで『人間関係も良好で、定着率抜群!』と書いてあっても、そこには人が辞めてしまっていて、疲弊しきったスタッフさんのみ勤務している、ということも実際によくあります。
ネット上に溢れかえっている、どれを信じていいかわからない情報の中で、自分にとって正しい進路を導くのはなかなかに難しいものがあります。
正しくない情報に時間を使ってしまうことも非常に勿体ないですし、逆に言えば、正しい情報を信じれなくなることも実に損失です。(関連記事/看護師の転職サイトを見ていると、転職が長引くことがある?)
よって、ネットの評判を事前に頭の中に入れていて、勤務してみたら完全にそれ通りの職場だった!なんてことは実際にはほとんどなく、多少のギャップは出てくる可能性が高いのです。
良い悪い含め、ある程度のギャップが出てくることも、転職の際は覚悟が必要です。
そんな時、一番頼りになるのがやはり自分の直感です。
その直感をどうやって発揮するかですが、それは・・・
迷わず行けよ、行けばわかるさ。
キャリアアドバイザーの仕事を何年もしていて確かに感じること。また他のキャリアアドバイザーの話を聴いていても、同じく感じること。
それは、
やっぱり見学や面接に行って、ご自身で直接職場を見てもらい、話を聴いてもらうことです。(関連記事/看護師にそこまで言っていいの⁉面接の際にぶっちゃけてくれた法人の心意気に感謝。)
そこの看護部長様や、人事担当者様、園長様や、事業部長様など、
その求人や職場の窓口となっている方の話を直接聞くことで大きく気持ちが変わったり、固まったり、刺激になることがよくあります。(関連記事/病棟看護師が、訪問看護師に変わる瞬間。)
もちろん、
合いそう合わなさそうのジャッジもできますしね。
お見合い写真だけ眺めていても、結婚が進まないのと同じで、
会ってみて、喋ってみて、また会いたいと思うかどうか。ここで働きたいと思うかどうか。人間には、そういった直感力や共感力がありますから、そういったことに反応するかどうかは、やっぱり行ってみないとわかりません。
進路でずっと迷っている方。アントニオ猪木師匠の名言を、自分に問いかけてみてくださいね。
大阪・兵庫・京都で20代看護師の就職・転職・アルバイトならSHERPAにお任せください。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
まずSHERPA(シェルパ)にご相談ください!
お問い合わせ