たびたびコラムでも応援看護師について記載してきました。応援看護師とは期間が決まっており、期間満了になるとそこから延長するのかどうか、正規雇用を選択するのかに話が発展していきます。担当者様から頂いた質問です。「そもそも、応援看護師さんは正規雇用を希望するの?」
短期的には高給与だけど・・・
先日、看護師さんの面接に同席させていただきました。
その看護師さんは応援看護師さんとして沖縄や北海道、大阪でも経験している方でした。
面接官から「応援看護師さんってどういうモノなの?」と質問があり、簡単にご説明させていただきました。
(関連記事/応援看護師ってぶっちゃけどう?キャリアアドバイザーが思うメリットとデメリット。)
まずは期間が決まっているという事、
その期間の給与が約40万円~45万円+夜勤手当になるという事。
病院サイドとしては、あくまでもそこから正規雇用者として確保する、または正規雇用獲得するための繋ぎの期間であるという事をご説明。
「そんなことして大丈夫なの?」と、
月給の高さや制度に驚きを隠せないご様子。
その担当者の方から、
「正職員の人と同じ仕事量でそれだけお給料を頂いているんですよね?しかも応援看護師満了になって、正職員になったら給料は通常の基準に戻るんでしょ?それって…正職員で働きたいってなるんですか?」と。
確かに、その通りなんです。
単純に、月々の収入が40万円から10~15万円ほど下がるんです。一度生活水準が上がると下げるのは難しいですよね。
実際、仕事内容に差はあるのか?
またそれだけではなく、
仕事内容はほとんど変わらないんです。
例えば、給与が10数万円下がる分、仕事量が少なくなるのであれば、若干ですが納得できる要素はあるかもしれません。ですが残念ながら…仕事量は減りません。むしろ増えると思っていただく方が良いと思います。委員会活動や会議などがどんどん増えていくでしょう。
悲しいですが、現実です。
それなら正職員になる必要性はないのでは?と思ってしまいますよね。
メリット・デメリットを整理しよう。
例えば、下記のような方は正社員雇用に切り替えることを考えても良いのかもしれません。
・有休休暇が欲しい方
・月収ではなく年収を大切にされる方
・退職金が欲しい方
ナドナド。
基本的には応援看護師さんは有休が発生しません。急なお休みなども取りずらくシフト通りに動いていくしかない現状です。また6か月間はどんなに嫌だったとしても辞めることは難しくなります。
また仮に延長をして、1年間務めたとします。
その場合の年収が、応援看護師で過ごすよりも正職員の方が高いケースもあります。
と、いうのも
【賞与】がありますよね。
大きな病院であれば賞与が3~4ヶ月、多くて5ヶ月なんて所もあります。
この四月から応援看護師を考えている、または応援看護師さんって良いかも!とお考えの方がいれば、一度しっかりと求人内容をご確認ください。
よくよく見てみると、応援看護師をするよりも正職員の方が収入も上がって有休ももらえて、なんてケースも良くあります。
しっかりとそのあたりも見てから決めてくださいね。
逆に、海外留学を半年後~1年後に控えているとか、結婚するのが決まってて、引っ越しも決まっていたり、式場の資金を貯めたい、新婚旅行の資金を貯めたい、なんて方には、退職時期も明確にできる応援看護師はメリットが大きいかもしれません。
(関連記事/応援看護師の求人を活用。オーストラリア留学と、結婚資金を貯めたパターン。)
そういったメリット・デメリットをしっかりと把握したうえで、進路を決めていきたい!という看護師様は是非、SHERPAまでお問い合わせくださいませ。
大阪・兵庫・京都で20代看護師の就職・転職・アルバイトならSHERPAにお任せください。
《今回のコラム寄稿者》
KAMI/SHERPAキャリアアドバイザー
呉服屋大手で、着物販売や着付けの経験をもつ
異色のキャリアアドバイザー。
特に神戸市・西宮市における医療法人とのパイプは強く、新卒~中途採用のキャリア支援を一手に担う。
休日は、銭湯や一人立ち飲みにも行く、
マイペースなアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
まずSHERPA(シェルパ)にご相談ください!
お問い合わせ