看護師の転職サイトがホントに多くなった今、どこを使えば安心かみたいなところは正直あるかと思います。また転職サイトによっては、サポートの流れが二極化しておりますので、今回はその部分のメリット・デメリットについて。
増えているのは、面談しないサポート。
現在、看護師の転職サイトと検索すると、ネット上にヒットするのは大手の会社がほとんどかと思います。
ユーザーからすると、
上位表示されたところがメジャーどころなのかな?と第一印象を持ち、
あまり深く考えないままとりあえず2-3社登録してみて、簡単に希望条件などを入力すると、
すぐに担当者から連絡がきて、メールやラインなどで、求人が10件、20件送られてくる、というのがパターンになっているようです。
(関連記事/乱立する看護師の転職サイト。ところで、転職サイトのランキングはどこまでアテにできるの?)
その10件、20件の中から、2-3つを見学面接に行く求人をセレクトして、『あとは日程調整するので都合を教えてください』と非常にスムーズに話が進んでいくのが特徴です。ここまで進むのに、1-2日もかからないと思います。(というか、時間をかけてはいけないと会社の決まりになっていることが多いのですが)
短時間の間に、自分が受けれる病院などがたくさんわかる!ということは、メリットだと思います。そして、なによりもスピードが早いのもメリットかな、とは思います。
ただ、SHEPRAにご相談いただく看護師様が皆さん口を揃えて仰るのは、
『とにかく提案までが早すぎて、複数の求人に同時にエントリーすることを急かしてくる。本当に自分のことを考えてくれているかどうか不安になった・・・大事な転職だと自分では思っているので、なんか不快な感じがした』というもの。
(関連記事/ちなみに、看護師の転職サイトを運営している紹介会社って売上ノルマがあると思いますか??)
この気持ち、めちゃくちゃわかります。
面談のメリットとは?
例えばですが、先日SHEPRAにご相談いただいた、看護師3年目/24歳/NICU勤務という方のケースを共有致します。
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子どもが好きで、資格取得後に、小児へ進んだが、やはり理想と現実のギャップが大きく、そもそも自分に看護師が向いているかどうか、医療の現場が合っているのかどうかわからない。看護師以外の仕事も考えたが、実際の生活などを考えると、看護師の方が待遇面なども恵まれていることも多く、悩んだ末に看護師を続けていくことにしたが、今後は成人看護を学んで行きたい!ただ、コレといって学んでいきたい分野なども決まっておらず、今と同じような状況に陥るのがとても怖い、、、というものでした。
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SHERPAにご相談いただいた段階で、頑張って看護師を続ける!小児ではなく成人看護を!というところまで、ご自身で答えを出されていたので、この後どうしましょうか?というのが面談の本題。
成人看護を学んでいくうえで、一般病棟のある病院へ転職していこう、とご本人も考えておられるわけですが、ここで質問をさせていただきました。
『どういった環境なら仕事が長く続けれると思いますか?』
『一から成人看護を学んでいくうえで何が不安ですか?』
目的をもって仕事を続けていくことができるように、転職を成功させるための、前提を確認させていただきました。(関連記事/やりたいことがわからない、という看護師様へ。)
すると、ご本人から、
「教育体制」というキーワードが出てきたので、それをさらにリアルに紐解いていき、ご本人のイメージに近いものを確認していきます。
教育体制とは、
『しっかりとしたラダーシステムがあり、院内研修や院外研修が充実しているようなもの?』
『それとも、そういったシステムに強みはなくとも、現場でなにかわからないことに直面したとき、同僚や先輩にすぐに聴いて、わからないことをわからないまま放置しないよう、現場で解決できる環境のこと?』
ご本人の答えは、
明らかに後者でした。
県立の病院で、立派な教育システムがあったとしても、現場ではドタバタしていて、わからないことを聴ける先輩がいなくて、毎日が不安だらけで、ストレスだったと、ご本人は仰っておられました。それがキャパオーバーになって、悪循環になっていって、という悩みを根本的な悩みとして抱えられていたのです。
(関連記事/プリセプとの関係性でお悩みだった看護師さん実践するコミュニケーション法!)
事情・背景がわかってからの提案。
・ご本人の求める教育体制がある環境。
・ご本人と同じ20代の看護師様が活躍されている環境であること。
・ご本人のご経歴を理解してくれた上で、今後の成長意欲に共感してくれる医療機関であること。
・ご本人のお住まいから通勤できる範囲であること。
...etc
と、
本当にご本人の希望を汲んだフィルターをかけていくと、10件も20件も求人はありません。
でも、そこまで絞って残った求人ならば、見学ぐらいは行ってみたい!と思いませんか?
求職者様と面談をした際、途中でつらいことを思い出したり、自分の進むべき道が見え、涙する人も実は多いです。それぐらい深層についてご自身で再確認されたり、アウトプットすることで、感情が揺らぐからだと思います。
(関連記事/信頼できるキャリアアドバイザーは、あなたの隣にいますか?)
転職とは、人生のターニングポイントにもなり得るので、辛かったこと、耐えれなかったことなど、デトックスしながら、一歩ずつ進めていけばいいと思います。
そんな時、頼りにしていただける存在でありたいと、SHERPAは思います。
大阪・兵庫・京都で20代看護師の就職・転職・アルバイトならSHERPAにお任せください。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
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