お水の大切さを、このコラムでも20代の看護師さんに向けて書かせていただいてますが、思わぬ反響が!!『お水を選んで、こまめに摂るようになりました』『ビールを控えるようになりました』などのお声をいただき、様々な年代や男性からも支持いただけました。さて、それでは赤ちゃんは、どんなお水を好きなんでしょうか?
赤ちゃんに合うお水とは?
老若男女にとってお水は大切ですので、嬉しいお言葉を最近いただいているのですが、ここでよく質問されるわけです。
では、赤ちゃんに合うお水は?
赤ちゃんは、硬水と軟水のどちらを好むのでしょうか?(関連記事/硬水と軟水の違いって?)
答えは、ズバリ。軟水です。
硬水だと、ミネラル分を多く含んでいるため、赤ちゃんはまだ腎臓や消化器系が未熟なので、ミネラル分を処理しきれないのです。
ミネラル分を多く含んだ硬水は、内臓にかける負担も大きくなります。それは大人でもお腹を下してしまうぐらい!(私もお恥ずかしながら、経験があります)
そのミネラルウォーターは大丈夫?
妊娠中の看護師さんや、妊娠を考えている看護師さんの中には、赤ちゃんにミネラルウォーターは良くないという話を聞いたことがあるかもしれません。
(関連記事/妊娠前も、妊娠中も。看護師が気を付けたほうがいい、お水の話。)
その理由も、赤ちゃんの腎臓や消化器系が未発達なのと関係しています。
ただし、すべてのミネラルウォーターが良くないというわけではなく、基本的に軟水であれば問題がないようです。
またミルクを飲む赤ちゃんは、軟水の方が粉ミルクが溶けやすく、某粉ミルクメーカーによると、水の硬度が60以下であれば問題がないとのことです。
水道水ってぶっちゃけどう?
ただ軟水は軟水でも水道水に関しては、一番身近にある水ですが、消毒を行うための塩素が含まれていたり、化学物質が含まれていたり。
有害物質は体内に蓄積し、すぐには健康に害が出なかったとしても、将来はどうなるかわかりません。
赤ちゃんにとっても、私たちオトナにとっても、水道水は身体にとって良いお水とは言えませんので、水道水を飲料水や料理で使うことは、あまりオススメできません。
「お腹の赤ちゃんにとって良い環境作り」のひとつとして、良質なお水を摂ることが良い胎教にも繋がることをお伝えしている私としては、赤ちゃんの為を、その子の一生のことを考えたときに、妊娠前から妊娠中、出産後も水道水は念のために避けるという
姿勢も大切だと、思っています。
お水について、3回にわたってお届けしてまいりました。
いかがでしたでしょうか?
水は、滑らかさや飲みやすさ、味など、好みは人それぞれにあるかと思いますが、その水の違いを知ったうえで、自分の生活スタイルや理想の身体作りに合わせて、お水を選んでもらえたらと思います。
(関連記事/結婚を機に転職を考えている看護師の皆様へ。胎教アドバイザーが伝える大切なこと。)
お水選びの参考にしていただけたら幸いです(^^)
≪今回のコラム寄稿者≫
久保 佳央里/胎教アドバイザー
現在、全国に71名しかいない胎教アドバイザー。
健やかな赤ちゃんを迎え入れる心と身体作りについて
食・心・水の大切さを発信中。
ほっこり、笑顔になる。をコンセプトに
イラストレーターとしても活動中。
甘いものに目がなく、カフェ巡りとヨガが大好きなアラサー女子。
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