急性期病院に勤め、この度は療養にチャレンジしたいという看護師さんのお話。年齢は20代後半までバリバリと勤め上げ、改めて自分自身の今後を考えた時にご相談を受けました。さて、急性期病院から老健施設へ何故、どのような経緯で、転職をされたのでしょうか?
20代。みんなと同じように急性期病院へ。
看護師の20代は病院で、
特に新卒は急性期病院で経験を積むことが“良い”とされている世界。
本来やりたい看護とは少し違うかなと思う事も多かったそうですが、グッと我慢して、毎日を過ごしてきたとの事。
同僚は、訪問看護にチャレンジした人や、違う病院に行って療養病棟で活躍している人もいるなかで、「急性期医療だけが医療ではない」と感じることも徐々に多くなったそう。
毎日ドタバタな中で経験を積む。そういった環境にも、もちろん価値を感じていたし、何よりできることが増えていく感覚は好きだったそう。
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そんな中、今年で29歳という事もあり、30歳になる前にもう一度自分自身のやりたいことを考え直したいとご相談いただきました。
急性期病院だけがキャリアじゃない。
急性期病院で働いていくうえで、入退院が多く、救急も多いとなれば、やはり体力的な部分で大変だと感じることは多いでしょう。また寄り添った看護が出来ていない…なんて感じる人もいます。
よく急性期で頑張ってきた方が「もっと一人一人に寄り添った看護をしたい」という理由で転職を考えられるケースがあります。おそらくもっと一人一人に時間を使いたいという事だと思います。と、いうのも実際急性期の僅かな時間も「寄り添う」という概念はあり、しっかりとされてきたはず。
今回の看護師様の場合、年配の方とお話ししながらゆっくりと過ごす時間が好きだったそうで、ご自身の中での「寄り添う」というのが生活の延長線上にあるものだとなりました。
そこから訪問看護であれば以前コラムで記載したような関りもありますし、何より利用者さんとの距離が近いのはいいかもしれませんねとなり、訪問看護も視野に入れた転職活動を展開。
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ですが結婚退職など、ご自身のライフスタイルの変化も有り得るという事で、オンコールを持つ事が出来るか心配に。
結局、夜勤のできる間はしっかりと夜勤もこなし、産休育休もしっかり取って復帰後はデイケアの方で勤務もできるという事でこの方は老健施設に入職が決まりました。
自分らしく働ける場所がイイ。
療養では療養の。特養では特養の。訪問看護では訪問看護の“良さ”があります。
特に施設での看護師の役割があまりわからず、年配の介護士さんとの関りも難しそうというイメージを持たれる方は多くいますが、実はそんなこともないんです。
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ある兵庫県の法人様は、ほとんどの方が20代~30代の方で、PTさんなども含めても平均年齢が32歳ほど。
介護士さんは8割以上が介護福祉士資格をお持ちで、和気あいあいとした雰囲気。介護と看護の“壁”もあまり感じないほどでした。
色んな求人がある中でご自身のやりたい事、ライフスタイルに合った職場は必ずあります。しっかりと準備して良い転職にしていきましょう。
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《今回のコラム寄稿者》
KAMI/SHERPAキャリアアドバイザー
呉服屋大手で、着物販売や着付けの経験をもつ
異色のキャリアアドバイザー。
特に神戸市・西宮市における医療法人とのパイプは強く、新卒~中途採用のキャリア支援を一手に担う。
休日は、銭湯や一人立ち飲みにも行く、
マイペースなアラサー。
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