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お金 - UPDATE 2018/11/29

ネットワークビジネスをやっている看護師さんの転職について。

ここ最近、看護師さんからの副業に関する相談も増えてきておりますが、その中の一つがネットワークビジネス。要はネットワークビジネスだけで生活していけるようになりたいけど、それまでの繋ぎとして看護師の仕事を続けていきたいという相談ですが、実際には・・・


ネットワークビジネスを始める心理。


看護師さんに限らず、学校を卒業し、(ネットワークビジネスは学生がNGな事が多い)成人になれば、多くの方が一度や二度はネットワークビジネスの勧誘を受けたことがある人が多いのではないでしょうか。

 

最近は、スマートフォンの広告でも多いですし、出会い系サイトなどから結局はネットワークビジネスへの勧誘が多いパターンもあると聞きます。

 

『今の収入以外に、プラスαで収入の柱を増やしたくない?』

 

『給与所得以外に、不労所得で生活して自由にならない?』

 

『やり始めて数年で、月収100万以上稼いでる同年代の人がいるよ』

 

とにかく甘い言葉で、おいしそうな儲け話をされ、セミナーなどに足を運んだことがある人は多いのではないでしょうか。

 

ネットワークビジネスそのものについて良い悪いは置いておいて、このネットワークビジネスに手を出す人の心理を紐解いていくと、基本的にはやはりお金かと思います。

 

今よりも収入を増やしたい。

 

仕事がきついから、楽してもう少し稼ぎたい。

 

そして、何よりも自由になりたい。そんな想いがあるのだと思います。(関連記事/やりたいことがわからない、という看護師様へ。)


ネットワークビジネスのメリット・デメリット


メリットとしては、当然成功すれば安定的に不労所得が入ることでしょう。

 

ただし、これを実現するためには参入・入会のタイミングが大事です。

 

どのセミナーに行っても、ピラミッド型の話が共通して出てきて、階層によって専門用語が変わります。

 

基本的には、下につく人間を増やせば増やすほど儲かる仕組みになっていますので、早いタイミングで参入し、市場が飽和する前に下を作れるかどうかがポイントです。(ただし、自分が儲かろうとすればするほど、自分のことを勧誘した人が儲かる仕組みです)

 

デメリットは、ご存知の通りですが、たくさんの友人を失う可能性があることです。

 

ネットワークビジネスをスタートしている友人・知人は周りにもたくさんいますが、基本的にビジネスをスタートさせると、声をかけやすい友人・知人から勧誘する傾向が強いです。しばらく連絡も取っていなかった友人・知人からいきなりご飯の誘いがあったかと思い、行ってみるとなんだか胡散臭い話をされた、なんてことはホントによく聞く話です。

 

一度、このレッテルを貼られてしまうと簡単には剥がれません。そして、噂は勝手に流れていきます。

 

今まで関係を築いてきた友人や知人の信頼関係も一気に冷めてしまうことになります。

 

そこまでのリスクを背負ってまで、手に入れたい収入かどうか。

 

それがネットワークビジネスを始めるどうか、の前に確認しておくべきたった一つのことかもしれませんね。


実際に求人はあるのか?


さて、看護師さんからSHERPAに実際に相談が多いのは『ネットワークビジネスをやろうかどうか迷っている』というものではありません。

 

『今後はネットワークビジネスに力を入れていきたいのですが、今よりも月給を下げずに、土日祝などを休めるような求人はありますか?』というものです。

 

実際には、ご本人からネットワークビジネスという言葉が出ないことが多く、趣味や副業という言葉に置き換えられていることが大半ですが、質問をしていても、歯切れが悪かったり、受け答えが曖昧であったり、というところをみると、こちらもすぐに気付いてしまいます。それは今まで同じパターンを何度も見てきているからです。

 

求人があるかどうかについては、結論から言いますと、非常に難しいというのが現実です。

 

まず、看護師としての勤務に制約がなく、(土日祝も勤務できて、夜勤も関係なくできる)ネットワークビジネスをやっている方で、器用に上手くやっている人は問題はありませんが、これからネットワークビジネスをスタートする段階で、そのタイミングで新しい職場でいきなり勤務に制約が出る方であれば、基本的には、人事担当者に怪しまれることが大半です。(関連記事/実は、面接で不採用になる看護師が増えている!?その内定を左右するのは、面接対策だ!

 

人事担当者も、当然成人されてますので、ネットワークビジネスの勧誘を受けたり、同様の状況にある求職者の面接をしたことがあるでしょう。ネットワーカー、ネズミ講、という目で見られた時点で、入職したら同僚の職員に勧誘するだろうな、と思われたり、感知された時点でまず採用の可能性はなくなります。

 

流れ的には、ネットワークビジネスをやりたいから転職したい!ではなく、ネットワークビジネスで収入が少し出てきたから、転職して、より時間を投資したい!の方が求人の観点から見れば正解かもしれません。


最後にアドバイスを1つだけ。


副業をやるとか、不労所得を得る!というのは、非常に大事なことだと思います。(私自身もそうしています)

 

ただ、多くの看護師様のキャリア相談に乗っていると、特に今の20代の看護師さんは、特別な実体験や理由があってどうしても看護師になりたかった!というよりは、以下の理由が多いです。

 

・就職に困らないから。

・手に職あった方がいいと思って。

・安定して高収入を得たい。

・特にやりたい事なかったけど親に勧められて。

 

などなど、上記の理由で看護師になった方が少なくありません。

 

いわば、稼ぐという観点からすると、世間一般的に堅い仕事だ!と思って看護師になっているわけです。

 

なのに、世間一般的に悪いイメージのネットワークビジネス(ネズミ講)に手を出して、せっかく手に入れた堅い仕事さえも不安定にさせてしまうリスクを背負う、という矛盾を抱えているのです。

 

特に、看護師として素晴らしいキャリアを積んでこられた人ほど、もったいないなぁと思ってしまいます。(関連記事/もっと素晴らしいはずの自分を探すための転職。

 

もし、自分の家族や友人が看護師で、不労所得を得たいけど何をしたらいい?と聞かれたら、ネットワークビジネスよりも、不動産投資や株式投資の方がいい、とアドバイスするでしょう。

 

特に、不動産投資は審査やローンといった観点から、看護師という世間一般的に堅い仕事を最大限に活かせる投資の一つです。一般のサラリーマンや個人事業主では到底審査が通らない物件などでも、優遇を受けることが多いです。(マイホームを自分名義で買ったことがある看護師さんなら実感しているはずです)

 

株式投資に関しても、不動産投資に関しても、ネットワークビジネスには適用されない税制上の優遇などもあり、合法的に節税ができます。(関連記事/2018年は投資イヤー!?NISAをフル活用する男性看護師のお話。

 

不労所得を得たいのであれば、いきなり転職をしてネットワークビジネスを始めるのではなく、看護師としてこれまで通り勤務をしながら、友人を失うリスクもない投資を選択し、生活に支障が出ないレベルの少額からスタートしてみることをオススメしたいと思います。

 

うまく収入が増えればそれでOKですし、もし収入が増えなかったのであれば、そこからネットワークビジネスを始めても遅くはないかな、とは個人的には考えています。

 

 

≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント


自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。

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