20-30代の看護師様の転職相談に乗っていると、意外に多いのがコレ。特に、大学病院であったり、NICU、精神科の病院などに勤務されている看護師様は、ハタから見ると順調なキャリアを積んでいそうに見えますが、ご本人の中ではジレンマがあることも多く、将来について悩むことが多いようです。

採血の機会がそもそもない環境。
最も多く聞くお悩みパターンとしては、
大学病院にお勤めの看護師様は採血の機会が少ない、ということ。
基本的に、
研修医の方が経験を積むために採血などをどんどんやっていく現場が多く、新人の看護師様に十分な機会が回って来ない、、というのはよく聞きます。
また、このまま数年間勤務して、3年目4年目になって、ご結婚などされて家の近くのクリニックに転職したけども、現場で全然動けず、即戦力にならず、ギクシャクして辞めちゃった、、、というのは、そういった看護師様を採用したクリニックの院長様からもよくいただくお悩みです。
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看護師としての不安・焦り。
もちろん、すべての大学病院や、専門病院で上記のようなことが起こっているということではないですが、転職相談いただくお悩みをベースに考えると傾向は強く出ている印象です。
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20代半ば以降に差し掛かり、
看護師としての基本的なスキル・経験について、自分自身に対して自信がない。。という方は多いのではないでしょうか。
『看護学校の時の同期が、自分と比べてどんどんできることが増えていってると、焦ってくる気持ち。痛いほど、わかるよ』
こんな風に、病院見学時に言葉をかけてくれる看護部長様がいて、それだけでこの病院でやっていこう!と決めた人さえいます。
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転職するなら、慎重に厳選を。
また、
採血など基本スキルがほぼ未経験のまま、転職をするとなったら、もちろん不安も一際大きいかと思います。
なので、次の職場で気になることは、給与であったり、残業がどれぐらいか、ということよりも、
教育体制がしっかりしているか、困った時に嫌な顔せず教えてくれる先輩がいてるかどうか、自分のレベルや悩みをわかってくれたうえで指導いただける環境かどうか、同年代の看護師がイキイキと活躍できている環境かどうか、、といったところかと思います。
そういった意味では、
「採血ができない看護師さんが転職できるのか?」という問いに対しては、転職組でも採血などの基本から丁寧に教えてくれる病院をしっかりと見極めることができれば、転職は可能となります。
SHERPAでは、20代〜30代を中心とした看護師様から転職の相談をいただいておりますが、どちらかといえば、バリバリにスキルアップをしていきたい!というベクトルの相談というよりは、今の自分が不安で、とか、もう少しプライベートの時間を確保できるようなワークライフバランスの取れる環境へ、、というベクトルの相談が多いです。
せっかくご縁あって就職した今の職場を、何かしらのお悩みを抱えて離れようとしているのであれば、その悩みを聞くところからスタートできればと思っております。
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≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
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