最近、身近な男性が脱毛サロンに通っていたり、眉アートメイクに行ったり、美意識が高まりを感じたことはありませんか?そうなんです。ジワジワきてるんです。今回はそんな男性の美容市場と、そこにある求人のお話です。

メンズ脱毛の市場について。
少し前のデータになりますが、メンズ脱毛サロンを利用される方は男性全体の10%前後いており、
特に20-30代を中心に年々増加傾向にあります。
【2013年利用率】
10代/---
20代/10%
30代/8.5%
40代/6.5%
50代/3.0%
60代/3.0%
【2019年利用率】
10代/7%
20代/13.7%
30代/11.2%
40代/6.2%
50代/1.8%
60代/1.0%
出典:株式会社リクルートライフスタイル:PDF 【美容センサス2019上期】《エステサロン[脱毛]編》
『いや、男やのに毛を剃って何するん?どこ目指してるん?』というツッコミを昔はよくあったかと思いますが、最近は『いや、脱毛やったほうがいいよ。めちゃくちゃ楽やで』という声の方が勢いを感じる今日この頃。
個人的には、なんとなく時代の流れで若者のメンズが脱毛に行くのは想像できるのですが、60代の方でも脱毛サロンに行っているのが意外というか。数字を見る限り100人に1人はお金払って脱毛に行ってるわけです。目的が知りたいですね(笑)
20-30代のメンズで美容サロンだったり、脱毛サロンに通っている人が増えているということは、彼らにそれなりのニーズがあったり、、悩みがあったり、、ということももちろんあるかと思いますが、一番は美容サロン側の企業努力なような気がします。
電車内の広告だったり、テレビのCM、SNSでの宣伝、雑誌などの対談、体毛が濃いより、薄い方が絶対にモテる、、といった女性視点での啓蒙活動(笑)
男性も絶対に脱毛しようね!!という日常的な情報シャワーを無限に浴びているうちに、『やっぱりやった方がいいんかな・・』と、眠っていた需要が掘り起こされるのでしょうね。
特に、独身の男性の場合は、妻帯者に比べてファッションのことや、趣味のことに関するアンテナも多少は敏感でしょうから、今のうちに脱毛やっておこうかな、、と考えてもおかしくないかもしれません。(妻子持ちはファッションにも趣味にもアンテナ低いと言っているわけではないので悪しからず!!)
実際、美容クリニックや脱毛クリニックで勤務している看護師様に話と聞くと、『既婚者よりも、未婚者である独身の男性の方がお客様は多いかも、、』というリアルな声をいただくこともありますので、やはりモテたい、、みたいな欲望もある程度は関係しているのかな、、とも思います。
(関連記事/結婚相談所のプロに聞く、イマドキの婚活事情とは?)
ちなみに、男性が脱毛するとなると、どこをやってみたいか、、というと・・・
1番は、圧倒的に顔のヒゲが多いみたいです。
2番目に多いのが、すね毛。3番目がVIOとのこと。
出典:PR TIMES: 株式会社ヴィエリス〜脱毛したい理由、「ツルツルな肌になりたい」男性57.1%!キレイモ「脱毛未経験男性の脱毛の意識」に関する調査実施〜
まあ、一般的な会社員とかだと、ほぼ毎日髭剃りをしていると思いますので、面倒くさい、、というのが正直なところかもしれません。肌を綺麗にしたいとか、脱毛したいというより、毎日の髭剃りの作業をなくしたい、時間を節約したい、、という物理的なニーズかもしれませんね。
おそらくですが、顔をやると他にも気になるところが出てきて、ココもアソコも、、となってどんどん沼にはまっていく人も一定数いるのではないでしょうか。笑
需要あるところに求人あり。
伸びている市場ほど、求人があるのは想像に難くないかと思います。
そういった市場ほど、働く側の収入も伸びていく傾向があり、収入アップを見込むことも可能。(関連記事/日勤のみで年収500万円。金額よりも、人間関係が良過ぎて仕事が楽しくなっちゃった、美容クリニックへ転職した看護師さんのお話。)
これまでは美容クリニックといえば、女性の看護師さんが働いているイメージが圧倒的に強かったと思いますが、メンズ脱毛をウリにしているクリニックでは、男性看護師が活躍しているところもございます。
もちろん、女性の看護師さんがメンズのお客様に対してカウンセリングをして、施術を行なっているところもありますが、中にはシャイなお客様もいますので、同性である男性の方が話しやすい、、というお声もあり、クリニックの間口を男性と女性に分けているクリニックもございます。
なので、美容に興味がある!という男性看護師さんでも、美容クリニック・脱毛クリニックで働くことが可能なんです。
実際にどんな仕事をするのかについては、過去のCOLUMNなどを参照にしてもらえたらと思いますが、転職された事例についてもサラッと共有しますね。
(関連記事/転職で検討する看護師が増えている美容クリニック。美容外科と、美容皮膚科の違いって?)
脱毛クリニックへの転職で年収アップ。
実際に、以前に脱毛クリニックへの転職を支援させていただいた男性の看護師様(30歳)で、QOLがアップされた方がいます。
8年ほど、病院を中心に救急外来や病棟でご勤務されていた看護師様ですが、一度30歳という年齢を区切りに今後のキャリアプランについてゼロベースで考えたい、、というご相談がありました。
看護師様の方から『美容クリニックについても興味がある』というお話が出ましたので、美容クリニックでの業務内容や雇用条件をしっかりとお伝えし、メリットやデメリット、また今後のキャリアプランへの影響のことなどもすべてお話。もう何時間もトークしたかな、、と思います。LINEだったり、zoomだったりね。
(関連記事/やりたいことがわからない、という看護師様へ。)
で、結果転職されて、初年度の年収はさほど変わらず。もともとが夜勤をして450万円ほどでしたので、日勤のみで同じぐらいの年収があれば十分だったようです。(2年目以降は年収が順調に上がってるみたいです!)
ただ、夜勤がなくなったこと、また年間休日がそれまでの病院が120日だったのに対し、新しい職場では有給消化も含めると、140日以上に。休みの日もけっこうゆったりできているらしく、元気と時間が余っているので、バイトしたいぐらいです、、と漏らしておりました。笑
また仕事については最初は慣れるまで大変だったみたいですが、慣れたらやりがいを見つけることもできたようで、よかったなーと感じます。
そのやりがいというのは、『男性同士ということもあり、言いにくいことなども相談してくれる時は嬉しいです。また、脱毛することでスッキリとしたビフォーアフターに喜んでいただくことで、携わってよかった、と感じることも益々出てきましたね。』と頼もしいお声をいただいております。
メンズの美容クリニック・脱毛クリニックで働いてみたいな、と思う男性の看護師様がいましたら、お気軽にご相談くださいませ。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。