看護師さんの離職率は高い、と一般的には言われています。夜勤があったり、体力的にも精神的にもキツイ仕事。ただ離職率が高いからこそ、これだけ転職サイトなども数も多くなり、斡旋に絡んでいこうとなるのでしょう。さて、その転職サイトに在籍しているキャリアアドバイザーの離職率ってどんなものか知っていますか?
意外と高いキャリアアドバイザーの離職率。
各社によって数字は違うと思いますし、さすがにその数字を把握しているわけではありませんので、具体的な数字はお伝えは難しいものがあります。
ただ、私が以前在籍していた人材紹介会社の話と、他紹介会社の事例を基にお伝えすると、
入社してきたその日のうちに辞めてしまう人もいましたし、1ヶ月以内に退職する人も決して珍しいことではありませんでした。
病院の人事担当者と話をしていても、
看護師の人材紹介をしている会社の営業マンの離職率が高いことは認識されており、「だいたい1年以内にみんな辞めてしまうか、独立しちゃうよね」というお話になることも多々あります。
要は、
それぐらい業界的に出入りが激しい仕事、ということです。
なぜ、離職率が高いのか。そして高いと何が問題か。
別のエリアで医療系人材の転職支援を行なっている経営者と話をして、『あ、なるほどね。やはりそういうことか』と腑に落ちた話があります。
なぜ、キャリアアドバイザーの離職率が高いか、については「インスタントな仕事」が多くなっているからだというものです。
例えば、
大手の紹介会社には基本的にはシビアな個人ノルマがあります。(関連記事/ちなみに、看護師の転職サイトを運営している紹介会社って売上ノルマがあると思いますか??)
そのために、
多くの人を転職させないといけません。
また担当していた人が転職したら、基本的にはお金になるのはその一瞬だけなので、
別の人をどんどん担当していかないといけません。(関連記事/看護師の転職サイトにおける、おとり広告、ダミー求人について一言、二言。)
ある紹介会社の新入社員の1日を紹介すると、
・まず登録者に100件電話。
・繋がったら求人の提案。
・上記の報告書作成
→これをとりあえず1ヶ月。
まさにインスタントですよね?(すべての紹介会社が上記に当てはまるわけではありませんので、紹介会社への転職を検討されている方は、会社も慎重に選ぶ必要があります)
またキャリアアドバイザーの離職率が高いと何が問題かは、SHERPAのスタッフが実際に看護師様や保育士様と面談させていただく際に、よく聞く話になります。
実際に、面談した際に、
SHERPA
『なぜSHERPAに相談していただいたんですか?』と聞くと、
求職者様
『実は他の紹介会社に登録していたんですけど、自分の希望とは全然違う求人を提案されたり、求人は多く紹介されたんですけど、担当の方がよくわかっていないのか全然ピンと来なくて。』
と回答いただくことがほとんどです。
もちろん、どの業界にも新人がいるのは仕方ありませんし、成長していって欲しいと思いますが、求職者様の立場から考えると、
自分の人生の大事な局面で、不安が大きいからこそ、大手の紹介会社に登録したのに、出てきたのはわかってそうで何もわかってない新人だったら、どうですか?
人生の大事な局面を、その人に任せることができますか?(関連記事/信頼できるキャリアドバイザーは、あなたの隣にいますか?)
そもそも、なぜ人材の仕事をしているのか。
もし、信頼できる人物かどうか知りたかったら担当のキャリアアドバイザーに、「なぜこの仕事をしているのか?」と問うてみるのがいいと思います。
(関連記事/転職サイトに複数登録する場合のメリット・デメリットとは?)
その人なりに、今の仕事をしている理由があると思います。
逆に言えば、
とりあえず土日祝休みで、9時〜19時ぐらいの仕事で、年収もそこそこで、キレイなOfficeで今風の仕事ができるから、みたいな人もめちゃくちゃ多いですよ。
もちろん、このタイプでも長く仕事が続く人もいますが、理由が理由だけに、
インスタントな仕事が続くとモチベーションがないためにガソリン切れを起こしたり、売上が上がらないと上司から詰められて、逃げるように退職するパターンが多いです。
ちなみに、SHERPAという名前には意味があります。
登山をしている人からはすぐに名前について声をかけていいただけるのですが、SHERPAとは
「エベレストに住むチベット系の少数民族で、ヒマラヤ登山の道案内・荷物運搬などを担うナビゲーター」という意味があります。
転職を、
山あり谷ありの登山に喩え、その人にとって大きなヤマ場を共に乗り越えることのできる数少ない存在でありたい、という想いも込めて屋号を付けました。
また、SHERPAにはもう一つ意味があります。
各国首脳の代理として、会議や交渉を助ける高級官僚、という意味です。
こちらは、
各国首脳を、法人の人事担当者様や看護部長様、園長様に喩え、優秀な人材を適切なタイミングで採用できるよう、人材採用や定着に関して悩む組織トップの側近のような存在になる、という決意が込められています。
(関連記事/看護師の転職サイトなのに、求人が載ってないのは何故?)
もし、
あなたに仕事を辞めたいと思う理由があるなら、それを是非聞かせてください。
もし、
人材を必要とされている理由があるなら、
それを是非聞かせてください。
SHERPAが、力を尽くし、サポートしたいと思います。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラサー。
お仕事のことでお悩みの看護師さん、
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