転職相談を受けると、時々あります転勤問題。ご家族の仕事の関係で転勤になる可能性が高いというもの。いつ転勤になるかはわからないが、定期的に転勤の可能性があり、なおかつどこに配属になるかわからない。この不確定要素を抱えてどう転職する？今回はそんなお話。
正直に伝えた方がベター。
いろんなパターンがあると思いますが、SHERPAに最も多い相談は、『夫が転勤族でして・・・』というものです。
一般企業にお勤めされていたり、公務員だったり、仕事は様々ですが、1-3年ぐらいのスパンで定期的に転勤の異動命令があり、基本的にはそれに応じて転々としてきた。今回もその異動に伴って他府県から引っ越してきてこちらのエリアの情報がなくて困っているんですが、また転勤になるかもしれず、転職活動が難しいと感じている、、というものです。
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まぁ普通になかなか難しいですよね。ご本人も悩ましいと思います。
自分でコントロールできるものではないですから。また、ご家族の方からしても、自分でコントロールできないですからね。
異動命令が出れば、それに従うか。背くか。どちらかになるわけです。基本は。
さて、こういった転勤の可能性があることを転職の際に、応募先に伝えるべきかどうかですが、
結論としては伝えた方がベターです。もちろん不確定要素であるので、隠したまま受ける人もいるかもしれませんが、転勤の可能性があることはわかっているわけですよね？
また、転勤があったから今回も転職で悩んでいるわけで、今後もそういった可能性が他の方と比べると相対的に高いとなれば、事前に情報共有しておいた方がいいと思います。（関連記事/履歴書に経歴を全部書かないと、経歴詐称になりますか？）
採用する側としては、ご家族の転勤の可能性があるのか、ないのか。これは、採否という重要な意思決定を行ううえで極めて重要な事項となるはずです。
採用サイドの思惑。
採用担当者としては、基本的には長く働いてくれる方を採用したいと思うものです。
でも、これもケースバイケース。
例えば、すでに長く勤務してくれていたスタッフさんが、産休育休などに入った場合。
そのスタッフさんがいずれ戻ってくるのが前提になっていたりすると、休んでいる期間だけ人手不足になっているので、その期間だけ別の人を雇用したいというニーズが生まれます。そういった場合は長く勤めてもらうというよりは、ある一定期間だけ勤務してくれたら問題ないわけです。
そういった形で、採用サイドにもその時、その瞬間に採用ニーズだったり、募集の背景が変わりますので、そういった部分もしっかりと確認できればいいですね。
採用サイドが1年ぐらいの期間だけ、即戦力で勤務してほしい！というニーズであれば、転勤の可能性が高い人であれば、1年限定の契約をしてもらうことも可能かと思います。
どんな求人がある？
さて、実際に1年契約なんてあるの？っと話ですが、これは交渉次第でしょうね。
基本的に、求人サイトやハローワークなどに、1年だけの期間限定社員募集！みたいな求人が出ることはあまりありません。（看護師さんがハローワークに行って仕事を真剣に探しているということもあまりないかもしれませんが）
実際には、無期雇用がほとんどで、たまに有期雇用契約の求人が出るようなイメージ。
たとえ、無期雇用の求人だったとしても、しっかりと採用担当者と話をしていけば、無期雇用でも契約していただける可能性もありますし、1年の有期雇用契約での契約になるかもしれません。
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この辺りは、人材紹介会社を使って転職活動をする際には、担当者に確認・交渉を行ってもらうのがよろしいかと思います。
それともう一つ。コロナの影響もあって、一般企業を中心にリモートワークの働き方ができる会社が増えております。医療介護の分野だとまだまだ少ないかと思いますが、転勤になっても一切そのよう働く場所の制約を受けないリモートワークの仕事にチャレンジするのも興味深いと思います。
看護師の資格を活かしてリモートワーク！となると、まだまだ求人は少ないかもしれませんが、一般企業に枠を広げれば仕事を見つけるのはそこまで難しいことではないかもしれません。
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ちなみに、弊社もコロナ渦の影響もあり、少し前にフルリモートワークに切り替えました。できるだけzoomなどのオンラインで面談を行い、業務連絡はchatworkやメール、面接同行が必要な際だけ現地に同行する、とった感じです。
（関連記事/WEB面接で気を付けるべき3つのポイント。）
一度、このスタイルにするとなかなか辞めれませんね。（笑）
SHERPAでは、弊社の転職支援を受けていただいた方のみご招待しておりますが、SHERPAのアンバサダーというお仕事も存在します。完全フルリモート。ノルマや研修なども一切なし。お勤め中の方でも無理なく掛け持ちしていただける内容です。ご興味があればお問い合わせくださいませ。
≪今回のコラム寄稿者≫
YU/SHERPA代表コンサルタント
自動車、IT、美容、金融業界のマーケティングに
精通し、29歳で医療系人材業界へ。その後、独立。
戦略的な提案で法人と個人から信頼を得る、
日本でもレアなMBA/FP保有キャリアアドバイザー。
一男一女を持ち、学生から既婚者の悩みに
共感できる、パンケーキ好きのアラフォー。
